西山朋佳女王に加藤桃子女流三段が挑戦する第13期マイナビ女子オープン五番勝負第5局は、6月3日に東京・将棋会館「特別対局室」で指されます。
西山女王が3連覇を果たすか、加藤女流三段が第10期以来の復位を成し遂げるか。いよいよ最終決戦です。
持ち時間は各3時間(チェスクロック方式)。先後は西山女王の振り歩先による振り駒で決めます。立会人は先崎学九段、記録係は伊藤明日香女流初段が務めます。
本局の棋譜中継は牛蒡、ブログは銀杏が担当します。本日はよろしくお願いいたします。
最後に、勝利者インタビューが行われました。
以上で本局の中継は終了です。ご観戦ありがとうございました。最終局もぜひご覧ください。
(独楽)
(勝った西山女王)
(西山女王からインタビューが行われた)
――一局を振り返ってください。
西山 ある程度こういうことをしたいと思っていた展開で、飛車交換になったところでは力将棋になり、駒の打ち込みが少ない分、攻めやすいとは思いました。ただ低い構えで、不安な展開でもありました。
――どのあたりで手ごたえを感じましたか。勝勢を意識したポイントは?
西山 ▲8二竜で合駒をすると攻めがなくなるので、そこでようやく。そこまでじりじりした展開でした。
――最終局の抱負をお願いします。
西山 最後ということで、悔いのないよう意識してのぞみたいと思います。
(続いて、加藤女流三段のインタビュー)
――同じように、一局を振り返って、どうだったでしょうか。
加藤 全体的に手探りで、△5五歩~△4六歩が調子いいのかと思っていたのですが、▲4八歩と受けられて堅かったです。桂香を取り合って玉頭に打つ展開かと思ったのですが、それが間に合わず、大局観が悪かったです。
――最終局の抱負をお願いします。
加藤 最終局は仕切り直して、何とか全力を出せるように、調整していきたいと思います。
(独楽)