(勝った西山女王)
(西山女王からインタビューが行われた)
――一局を振り返ってください。
西山 ある程度こういうことをしたいと思っていた展開で、飛車交換になったところでは力将棋になり、駒の打ち込みが少ない分、攻めやすいとは思いました。ただ低い構えで、不安な展開でもありました。
――どのあたりで手ごたえを感じましたか。勝勢を意識したポイントは?
西山 ▲8二竜で合駒をすると攻めがなくなるので、そこでようやく。そこまでじりじりした展開でした。
――最終局の抱負をお願いします。
西山 最後ということで、悔いのないよう意識してのぞみたいと思います。
(続いて、加藤女流三段のインタビュー)
――同じように、一局を振り返って、どうだったでしょうか。
加藤 全体的に手探りで、△5五歩~△4六歩が調子いいのかと思っていたのですが、▲4八歩と受けられて堅かったです。桂香を取り合って玉頭に打つ展開かと思ったのですが、それが間に合わず、大局観が悪かったです。
――最終局の抱負をお願いします。
加藤 最終局は仕切り直して、何とか全力を出せるように、調整していきたいと思います。
(独楽)