棋王戦挑戦者決定トーナメント 4強の戦いまもなくスタート!|将棋情報局

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棋王戦挑戦者決定トーナメント 4強の戦いまもなくスタート!

棋界唯一の「2敗失格システム」を制するのは???
カギを握るのは「棋王戦男」のこの人!

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皆様こんにちは。

渡辺明棋王への挑戦権を争う第44期棋王戦(共同通信社主催)挑戦者決定トーナメントのベスト4が出そろいました。

トーナメント表はこちらです(※ベスト4より)。

 

 

本棋戦はベスト4から「2敗失格システム」となっていまして、上図左側のヤマで敗れた棋士はアルファベット通りに右側のヤマ「敗者復活戦」に回ります。

挑戦者決定戦は左側、右側のヤマの勝ち上がり者の間で行われ、左側からの勝ち上がり者は1勝すれば挑戦権を獲得できるのに対し、右側、敗者復活戦からの勝ち上がり者は2勝が必要となります。

 

今期ベスト4のメンバーを見ると、名人、A級棋士に混じる黒沢怜生五段の名前がひときわ目を引きますが、これは一世一代の大当たりをしてここまで勝ち上がってきたというわけではありません。

前期第43期、予選を抜けた黒沢五段は本戦で行方尚史八段、橋本崇載八段、鈴木大介九段というそうそうたるメンバーを破ってベスト4に進出、三浦弘行九段に敗れたものの敗者復活戦で佐藤天彦名人、三浦九段を連破し挑戦者決定戦に進んでいるのです。

2勝が必要な挑戦者決定戦でも永瀬拓矢七段に先勝、第2局で惜しくも敗れましたが、タイトル戦まであと1勝という所まで迫りました。

シード選手として本戦3回戦からの出場となった今期も、ベスト4入りを懸けた一局でA級棋士稲葉陽八段を下し、前期の活躍がフロックではなかったことを証明しています。

今年で4期目の棋王戦参加となる黒沢五段の全成績は以下の通りです。

 

 

黒沢五段のプロ入り後通算勝率は0.634(109勝63敗)。これも決して低い数字ではありませんが、本棋戦における勝率は0.800(16-4)とさらに高い数字となっています。挑戦権のゆくえは、前期同様、黒沢五段がタイトル保持者、タイトル経験者を相手に大暴れするか? が大きな鍵となりそうです。

戦型的にも4人の中で唯一の振り飛車党ということで、見どころの多い戦いになることと思います。

 

黒沢五段

 

4強の「2敗失格システム」による戦いは11月12日に行われる三浦九段―広瀬八段戦でスタートします。

この対局は将棋連盟ライブ中継でご覧いただけます。

どうぞお見逃しなく。

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