豊島将之八段　巻き返しの春！

2018.04.17

３月の過密スケジュールを戦い抜いた豊島将之八段ですが、４月も対局数部門で全棋士中トップに立っています。

３月、王将戦七番勝負とＡ級順位戦６人プレーオフを並行して指すこととなり、超過密スケジュールとなった豊島将之八段。

両棋戦の結果は思わしくないものに終わってしまいましたが、この４月も歩みを止めてはいません。３月ほどではないにしてもこれまで４局を指して、対局数部門で全棋士中トップを走っています。

あの３月が過ぎても対局数が多いということは、勝ち上がっているということでしょうか。ここで、各棋戦の勝ち上がり状況を詳しく見てゆきましょう。

ランキング戦１組に参加、阿久津主税八段、丸山忠久九段、松尾歩八段を破って決勝に進出しています。決勝の相手は、4/23に行われる広瀬章人八段対稲葉陽八段の勝者。

決勝トーナメント進出は確定していて、しかも１組優勝者は左端のスーパーシード。２位となっても右端の、かなり有利な位置からの参加となります（下図参照）。

挑戦者決定リーグ白組（６人総当たり）に参加、現在３―０で澤田真吾六段と並びトップタイ。

紅組の現在トップは羽生善治竜王。全対局を終えた次点での両リーグ１位同士が挑戦権を懸けて対局します。

◎紅組

◎白組

16人による決勝トーナメントに参加、１回戦で久保利明王将を下しベスト８に進出。４月19日に準決勝進出を懸け鈴木大介九段と対戦します。

☆

豊島ファンの皆様にとっては３月に引き続き、応援し甲斐のあるこの春かと思います。

将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。