2018.02.16
最新のMacでなくてもちょっと昔のモデルなら、OSをアップデートするなど手を入れれば、まだまだ現役で使えます。でも“ちょい古”っていつまでなんだろう? 各機種ごとの遍歴をチェックして、どのモデルまでなら現役として使えるか確認してみましょう。
どこまでがハイ・シエラ対応か
Macには、ノートタイプのMacBookやMacBookエア、MacBookプロと、デスクトップタイプのiMac、Macプロ、Macミニといった機種があります。いずれも新しいプロセッサが登場したり新規格のインターフェイスを採用したり、macOSの大幅なアップデートなどのタイミングでモデルチェンジが行われてきました。ときにはボディデザインを大きく変え、まったく別のMacとして生まれ変わることもあります。こうして新モデルが登場するたび、それまでのMacは“ちょい古”になってしまうのです。
ただし、基本ハードウェアは買い替える以外に新しくできませんが、システムに関しては以前のMacでもアップグレードすれば新しいmacOSが利用できます。とはいえ、どのモデルでも最新のmacOSにアップグレードできるわけではありません。最新のハイ・シエラ(High Sierra)がサポートするのは2009年末以降に発売されたLate 2009以降のモデルに限られます。そこで今回の現役続投計画も、このハイ・シエラがサポートするモデルを中心に話を進めます。
使えない機能もある
ただし、ハイ.シエラをサポートするモデルからといって、すべての新機能が使えるとは限りません。たとえば、Siriを使うには内蔵や外付けのマイクロフォン、フェイスタイム(FaceTime)のビデオ通話にはカメラが必要です。また、デバイス間でファイルを受け渡しするエアドロップ(AirDrop)は、Mac単独ではサポート対象内であっても、MacとiOSデバイスとでやり取りするにはMacBookなら12インチのEarly 2015以降、その他のMacBookシリーズやiMac、Macミニでは2012以降、Macプロだと円筒形のLate 2013以降が必要です。
そのほかにも、ハンドオフ(Handoff)やインスタントホットスポット(Instant Hotspot)、ユニバーサルクリップボード(Universal Clipboard)など、最新のmacOSで搭載されているさまざまな機能も、同様に対応するモデルが決められており、アップルのWEBサイトにあるmacOSを紹介するページで対応の詳細が明記してあります。単にハイ・シエラがインストールできるだけでは、完璧な現役続投ができない可能性もあることは注意が必要です。
こうした点をチェックするため、各機種における世代ごとのポイントをまとめてみたので参考にしてください。自分のMacを最新のハイ・シエラにアップグレードしたとき、どこまで新機能が使えるか事前に確認してみましょう。