[Bolt B80]円筒形デザインのUSB-C対応SSD|MacFan

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[Bolt B80]円筒形デザインのUSB-C対応SSD

文●栗原亮

アップル製品を手厚くサポートするハード&ソフトメーカーの新製品について担当者に直撃!

品質にこだわったSSD

独自のデザイン戦略で国内でも存在感を増しているシリコンパワー製品。9月中旬より新たに販売が予定されているポータブルSSD「ボルトB80(Bolt B80)」は、なんと金属のUFOを思わせるような円盤型デザインだ。この独自性のある形状の製品について、シリコンパワージャパンでマーケティング担当を務める谷内隆介さんはこう語る。

 

“他社とは一線を画すデザインと性能に注目してほしいです”

マーケティング部
谷内隆介さん

 

「一般的なストレージ製品というとこれまで長方形が主流でしたが、外観での差別化を図るのと高速なイメージを伝えるために、このようなユニークなデザインになりました。ボルトB80は読み書きのスピードを重視した高性能モデルなので、ネーミングも“速さ”を意識したものになっています」

ボルトB80のサイズはもっとも厚い中央部でもわずかに11・9ミリとスリムで、アルミ素材をボディに採用することで、わずか53グラムという軽さを実現。小型軽量ながらもミルスペック(MIL-STD-810)の耐衝撃性能をクリアし、ポート部分のキャップを閉めることで「IP68」の防水・防塵性能を達成している。これはiPhone 7の防水・防塵規格「IP67」を上回るもので、重要なファイルを保管するのにも安心なタフさを備えていることがわかるだろう。

ストレージの容量は120GB、240GB、480GBの3モデル。スピードは120GBモデルの場合、読み出し550MB/秒、書き込み300MB/秒、240GBと480GBモデルは読み出し550MB/秒、書き込み450MB/秒とポータブル製品の中ではトップクラスのパフォーマンスを誇る。

インターフェイスはUSB−Cで、MacBookやMacBookプロとの相性は抜群。USB3.1 (Gen2)に対応したケーブルを用意すれば、そのパフォーマンスをいかんなく発揮する。また、標準では汎用性の高いUSB−Aポートに接続できるケーブルが付属しているが、頑丈な編み上げタイプで質感の高さを感じさせる。まさに品質にこだわったポータブルSSDと呼べるだろう。

さらに、本体側面をよく見ると小さなストラップホールがあり、ここに紐を通すことでネックストラップやキーホルダのように持ち運ぶことが可能だ。

「ポータブルSSDのニーズは、これからさらに高まっていくと考えています。まずはアップル製品とよく合うデザインのボルトB80を皮切りに、今後ラインアップを充実させていく計画です」

 

 

Bolt B80

【発売】シリコンパワー
【価格】120GB : 2万円前後、240GB : 3万円前後、480GB : 5万円前後
【URL】http://www.silicon-power.com/

 

COMPANY

2003年に台湾で設立されたシリコンパワー。日本での活動拠点となるのが2006年に設立されたシリコンパワージャパン株式会社だ。主にコンシューマ向けのフラッシュストレージ製品の販売を手がけ、USBメモリや外付けストレージ、メモリーカードやSSDなど900種類を超えるアイテムを取り扱っている。

【PRODUCT SPEC】インターフェイス:USB-C/サイズ:75×75×11.9mm/重量:53g/速度:120GBモデル:550MB/秒(読み出し)、300MB/秒(書き込み) 240GBモデル/480GBモデル:550MB/秒(読み出し)、450MB/秒(書き込み)

 

 

アップル製品との親和性

シリコンパワーでは、多くのフラッシュストレージ製品を取り扱っており、いずれもそのデザインや操作性において一味違う製品ラインアップとなっている。

たとえば「Mobile C50」は一見すると普通のUSBメモリだが、USB−Aの金属コネクタ部分を開くと、スマートフォン接続に便利なマイクロBのコネクタが出現するというギミックを備えている。さらに、反対側の取って部分を90度折り曲げればMacで使えるUSB-Cポートが露出する。つまり、1台3役というUSBメモリなのだ。

また、モバイルバッテリの「S55」と「S105」はカラーバリエーションの豊富さが魅力。酸化皮膜処理によるアルミ筐体はiOSデバイスとの相性がよく、カラーコーディネイトをトータルで考えたい女性からの支持も受けている。

ほかにもライトニングコネクタとUSBポートを備え、MacとiOSデバイスでファイルを共有できるUSBメモリなど、アップル製品との親和性が高い製品がいくつもあるので店頭やホームページでチェックしてみよう。

シリコンパワーでは、外観や機能は一般的な普及価格帯のフラッシュメモリ製品に関しても、パッケージデザインを一から見直すことで店頭での視認性を高め、ブランディングを強化している。

「競争の激しい価格帯の製品だからといって、闇雲に派手にすればよいというものではありません。私たちの品質に対するこだわりを表現しつつ、店頭でも見つけやすくするためシンプルな色合いとデザインになるよう心がけました。“SP”のロゴを目印に見つけてもらえればと思います」

 

 

Bolt B80の筐体は実に独特の円形デザイン。上面にはSPというロゴのみのシンプルなデザインで、MacBookシリーズと実にマッチする。

 

 

筐体の側面のエッジ部分は、持ちやすさややわらかさを出すため、美しく面取りされている。これがデザインのアクセントにもなっている。

 

 

付属するUSB-Cケーブルは、強度や耐久性に優れたナイロン素材の編み込み式のケーブルだ。

 

パッケージデザインが一新!

USBメモリやSDメモリカードなどのパッケージデザインが刷新された。容量やシリーズに合わせたカラフルかつ統一感のあるデザインとなり、新ロゴの「SP」が店頭で目に入りやすくなった。

 

1台3役のUSBメモリ

「Mobile C50」は、一般的なUSBタイプAのほか、MacBookなどに適したUSB-Cとアンドロイド用のマイクロBのコネクタを備えたUSBメモリだ。これ1つあれば、データの受け渡しで困ることはないだろう。

 

モバイルバッテリに彩りを

「S55」と「S105」はそれぞれ容量が5000mAhと1万mAhのモバイルバッテリ。スリムなアルミ筐体が特徴で、カラーバリエーションがブラック、シャンパンゴールド、ブルー、ピンクと豊富でiOSデバイスとも合わせやすい。 *Lightningケーブルは付属していません

 

アップルユーザの強い味方

LightningとUSB3.1のデュアルインターフェイスを持つUSBメモリが「Z50」だ。32GB、64GB、128GBのラインアップを備え、専用アプリでMacとiOSデバイスの間でファイルの共有が可能となる。