2017.05.16
macOS Sierraのデスクトップを整理する上で押さえておきたいウィンドウ操作・管理の基本・実践・応用、トラブルシューティング、役立つTIPSや、合わせて使いたいソフトなどを丁寧に解説します。
【実践1】マルチディスプレイでミッションコントロールを使おう
macOSのミッションコントロールは、マルチディスプレイ環境でもその威力を発揮します。仮想的なデスクトップスペースと、物理的な2台のディスプレイにより、作業環境が広大になります。
そこで、まずはマルチディスプレイ環境の構築から解説していきましょう。特に現在、Macに外付けディスプレイを接続する方法はいくつもあってインターフェイスの規格が複雑になっているので、自分のMacがどのケースに該当するのか確認してください。
現行のMacで採用されているディスプレイ接続インターフェイスは、サンダーボルト、HDMI、USB-Cの3種類です。問題は最後のUSB-Cですが、12インチMacBookとMacBookプロで採用されており、従来型のディスプレイに接続するには専用のアダプタが必要です。なお、MacBookプロのUSB-Cはサンダーボルト3なので、サンダーボルト2に変換するアダプタを使えばそのままミニディスプレイポートのディスプレイに接続できます。
ちなみに、今のところかなり割高ですが、USB-C対応のディスプレイを用意すればそのまま接続することもできます。
一方、サンダーボルトの場合は、コネクタがミニディスプレイポートそのものなので、ミニディスプレイポートからディスプレイポートやDVI、HDMIに変換するケーブルを用意すればOK。
さらに、外付けディスプレイをワイヤレスで実現するエアプレイディスプレイという方法もあります。これはアップルTVとハイビジョンテレビを組み合わせることで実現します。一時的にデスクトップを拡張したいときに便利でしょう。
接続インターフェイスの種類
◎→対応、○→アダプタが必要、×→対応不可
※2 Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタとApple Mini DisplayPort - DVIアダプタを併用する。