2016.07.18
アイクラウドを通じて、MacとiPhoneを連係させるテクニックを伝授します。
サードパーティの出番なし
最近出番の多いソフトに、MacやiOSデバイスの標準ソフト「メモ」があります。ほかのクリエイティブ系ソフトに比べれば若干地味な(?)印象があるかもしれませんが、今や高機能で使い勝手のいいアプリ/ソフトになっていて非常に重宝しています。かつては文字どおり簡単なメモやリマインダ程度にしか使っていませんでしたが、現在ではテキストだけでなく写真や動画も扱えるようになりましたし、もちろんアイクラウドやハンドオフでMacとiPhoneが連係できるため、iPhoneで作成したメモはそのままMacのメモに反映されるし、その逆も可能となっています。
テキストベースで考えれば、ちょっとしたエディタというか軽いワープロ並みの文章作成ソフトといえなくもありません。フォントやカラーを指定できますし、メモの書き始めを本文または見出しからなどにするスタイルの設定も可能になったからです。しかも書き込んだテキストをいちいちセーブしなくても自動的に保存されるうえ、前述のとおりアイクラウドにも反映されるので、よほどのことがなければ消えてしまうこともありません。
そのため、筆者はいつも書きかけの原稿や図版の保存から、仕事先や音楽仲間にユーザの多いドロップボックスやエバーノートといったサードパーティ製のソフトを含めた共有ファイルの作成にも利用しています。
さらに、たとえば出先で欲しいものや珍しいものを見つけたら、メモと一緒に写真や動画も撮っておけますし、iOSデバイスでは手書きのスケッチ機能が付きましたので、指先でささっとメモっておけるのもいいですね。おかげで以前は、手書き入力に特化したサードパーティ製のメモソフトをインストールしていましたが、それも必要なくなりました。