2016.03.18
親子で楽しめるiOSプログラミング入門
「重力」で動きをリアルに表現
前回は、最新のiOSに搭載された物理エンジンの基本的な使い方を解説しました。そこで作ったのは画面のタッチ操作でラベルを移動させるだけの簡単なアプリでしたが、スウィフトで物理エンジンの「スナップ」という機能を使うことで、バネの動きを使った、リアルでわくわくする見た目のアプリに仕上げることができました。こうした物理エンジンを使う最大のメリットは、我々が使うユーザインターフェイスに、自然界に存在するリアルに見える動きを追加できることです。
さて、今回は物理エンジンの1つである、「重力」のサポートを使ってみたいと思います。アプリの中で「何かを触った」「何かが現れた」「何かがなくなった」といったことを表現したいときには、アプリ内で表示している物体に「重力」をつけて、落としたり飛ばしたりすることで、そのことをユーザにわかりやすく伝えられるようになります。それでは、今回は画面をタッチしたときに、重力をつけたラベルを上から表示させるアプリを作りましょう!