2016.01.22
Mac OS Xは、初期状態のまままでも直感的に操作ができる優れたユーザインターフェースを搭載したOSですが、ちょっとした基本を抑えるだけでさらに便利に利用できます。この連載では、そのコツを解説しています
日本語入力のキモは「変換」にあり
Macを使ううえで日本語入力は避けて通れません。日本語の文章は漢字かな混じり文であるばかりか、カタカナ語や英文も混在することが多く、ビギナーにとって、その入力操作は難しく感じられることもあります。
そのため、これまでMac用の日本語入力ソフト(プログラム)は、快適な入力操作を実現するためのさまざまな改良が行われてきました。たとえば、複数の文節が連なった連文節を解析する機能の強化や、予測変換などで最適な候補を表示するための辞書の語彙力の強化などが、バージョンアップごとに積み重ねられています。
以前は「ことえり」と呼ばれていたMacの「日本語入力ソフト」は、OS X10.10ヨセミテ以降で変換エンジンが新しくなり、さらにOS X10.11エルキャピタンでは新たに「ライブ変換」という機能を採用しました。