2015.12.07
デジタルテクノロジーとファッション。一見、遠くにあるこの2つのジャンルの関係性が、ここに来て大きく変化しようとしている。WEBマガジン「DiFa」は、この2ジャンルをつなぐ新しいタイプのメディアだ。DiFaの市川渚編集長と、記事執筆を務めるDiFaメンバーの三橋ゆか里氏に、このメディアの意義と目指す場所について話を聞いた。
異なるジャンルをつなぐ
2015年10月22日、ひとつの新しいWEBメディアが、ちょっと感度の高い提案を投げかけた。「DiFa」は、ファッション系のWEBマガジン。トップページを開くと、ファッション誌を思わせるスタイリッシュな写真がセンスよく並ぶ。しかしそこには、「デジタル」「アンドロイド」そして「アップル」と、ファッションとは無縁のキーワードが…。DiFaは、日本初の「デジタルテクノロジー×ファッション」を謳ったWEBサイトなのだ。
デジタルとファッションといえば、どちらかというと対極的なイメージがあった。しかし、ここに来てデジタルとファッションの融合は加速しつつある。それはたとえば、スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスであったり、コーディネートを楽しむためのスマホアプリであったりと、形はさまざまだ。最近では、トップブランドによる3Dプリンタを導入したファッションの提案など、ダイナミックな動きも加わってきた。DiFaは、その2つのジャンルがまたがる新ジャンルの確立に、正面から挑むメディアとなる。