2015.12.01
Apple製品のビジネス活用に詳しいモビリティ・エバンジェリストこと、福田弘徳氏のコラムです。
ある調査によると、タブレット端末の導入目的の50%以上は「生産性の向上」であるという。しかし、いざiPadを導入しても、そもそも「何のために使うのか」という目的が明確化されておらず、現場に定着しないケースがある。生産性の向上という目的は業務の現場では言葉だけが先行してしまいがちで、実際に業務の効率化には結びつかないことも多い。モバイルを中心とした働き方による真の生産性の向上を成し遂げるためには、「現場の業務に定着した」iPadの活用が必要不可欠といえる。
ある自動車販売会社の事例である。2011年より、全国にある販売店の約1000人の営業スタッフにiPadを配付した。導入の背景には、2つの目的があった。