2015.10.31
Apple製品のビジネス活用に詳しいモビリティ・エバンジェリストこと、福田弘徳氏のコラムです。
日常の仕事の中でマニュアルを使って、仕事をしている人はどのくらいいるだろうか? 最初に配付されたときに確認して、そのまま机の引き出しで眠ってしまっている人も多いだろう。営業でも、接客業でも、事務作業でも、どんな仕事にも、業務を進めるためにマニュアルがある。
マニュアルとは「手引書」である。状況に合わせて、どのように対応すべきかを説明したもの。マニュアルはあらゆる作業や業務を標準化する。しかし、よく目にするマニュアルは文字ベースで、表現力が足りないものが多い。文字ベースであるがゆえに、マニュアルに書かれていることに関して、読み手の解釈が出てしまい、実際の行動や作業にバラツキが出てしまう。また、一度作ってしまうとメンテナンスがされず、使われないままになってしまって、いざ確認しようと思ったときには、実際の手順とは異なっているケースもある。