“おおよそ”の位置情報でプライバシーを保護|MacFan

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“おおよそ”の位置情報でプライバシーを保護

文●今淳一

iOS 14からは、“正確”ではなく“おおよそ”の位置情報を使用する設定が追加されました。

現在地と連動して機能するサービスやアプリは多くありますが、それらをフル活用するには位置情報を利用する必要があります。しかし、位置情報を利用するということは、自宅や勤務先、よく立ち寄る場所がわかってしまうということでもあり、便利な反面、プライバシー保護という観点ではマイナスの要素を抱えていました。

iOS 14では、そんな位置情報を少しでも安全に使うための機能が追加されています。それでは使い方を解説していきましょう。



「設定」アプリの[プライバシー]→[位置情報サービス]と進むと、位置情報をしようしているアプリが一覧表示されます。ここから位置情報を設定し直したいアプリを探しましょう。



今回は、「マップ」アプリで試してみました。「マップ」アプリをタップ後、[正確な位置情報]をオフにします。設定の仕方はほかのアプリでも同様です。



設定後にアプリを開くと、画面上に「正確な位置情報:オフ」という表示が出ました。現在地を探ると、半径5kmほどの大雑把な位置が表示されます。「マップ」アプリの場合は、「正確な位置情報」の部分をタップすることで、一時的に詳細な位置情報の利用を許可したり、「設定」アプリに移動することも可能です。