この9つだけ知れば完璧!スマホ決済のはじめの一歩|MacFan

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複雑化する決済サービスを総まとめ!特徴を知って賢く使おう

この9つだけ知れば完璧!スマホ決済のはじめの一歩

文●小原裕太吉田雷(MixtureScape)編集部山田井ユウキ写真●黒田彰

最近テレビCMなどでもスマホを使った支払い方法を目にする機会が増えてきましたが、続々と登場する「スマホ決済」とはどのようなものなのでしょうか。メリットや使い方、使える場所などを解説します。

スマホ決済とは

実店舗での買い物といえば、これまで財布から現金やクレジットカードを出すのが一般的でした。スマホ決済は、これらを使わず「スマホ1つで」支払いを完結できる決済手段です。あらかじめ各種アプリで設定をしておくことで、レジや自動販売機などで支払いに利用できます。使い勝手はサービスによって異なりますが、いずれにしても現金のやりとりは必要なく、スピーディに支払いが完了できます。

スマホ決済なら財布から小銭を出したりする必要はなく、iPhoneの画面を見せたり、備え付けの読み取り機にかざすだけで支払いができます。

 

 

スマホ決済のメリット

スマホ決済のメリットの1つが、素早く支払いを行えること。レジでピッタリ払おうと小銭を探すも1円足りず、最終的にお札を出す…なんてこともなくなりますし、自動販売機ではiPhoneを読み取り機に近づけるだけでOKです。サービスによっては、ポイントなどで現金よりもお得に使えるのも大きな魅力。また、現金は何にいくら使ったのか把握しづらいですが、スマホ決済なら家計簿作成も簡単です。

スマホ決済ができる準備をしておけば、お店に入ったのに現金がない!という場合も安心です。

 

スマホ決済を利用することでお得になるキャンペーンも数多く登場してきています。

 

 

スマホ決済が注目される理由

日本では以前からSuicaやクレジットカードを使ったキャッシュレス決済ができる店舗も少なくありませんでしたが、その普及率はあまり向上していません。こうした中、スマホの爆発的な普及や、国のキャッシュレス推進の動きもあり、新たな決済サービスが続々と登場。盛り上がりを見せています。また、店舗での初期導入費用や手数料は安価になってきており、スマホ決済が使える店舗は急速に増えています。

日本では以前からSuicaやクレジットカードを使ったキャッシュレス決済ができる店舗も少なくありませんでしたが、その普及率はあまり向上していません。こうした中、スマホの爆発的な普及や、国のキャッシュレス推進の動きもあり、新たな決済サービスが続々と登場。盛り上がりを見せています。また、店舗での初期導入費用や手数料は安価になってきており、スマホ決済が使える店舗は急速に増えています。

日本でのスマホ決済を含む電子マネーの使用割合は増加中であるものの、まだその割合はわずか。だからこそ大きな伸びしろがあるこの分野に国や企業が注目しているのです。「経産省キャッシュレスビジョン」より引用。

 

 

スマホ決済が使える場所

スマホ決済が利用できる場所は、コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食店、アパレル、家電量販店など急速に拡大中。その拡がりは都市部だけにとどまらず、地方のお店でも積極的に導入されています。店頭やレジには利用できる決済方法が明示されていることも多いので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

また、病院などの医療機関、野外フェスティバル、野球やサッカーのスタジアムなど、現金が当たり前だった場所でもスマホ決済の導入が進んでいるほか、交通系ICであれば多くの鉄道やバス、タクシーでも利用できるようになっています。これで財布を家に忘れても安心?かもしれません。加えて、インターネット上での買い物や出前といったシーンでも利用できるサービスが増えています。

店舗や自動販売機には利用できる決済サービスが掲示されている場合があります。心配なときはあらかじめ店舗のサイトなどを確認しておきましょう。

 

 

スマホ決済の代表的な方式

スマホ決済にはいくつかの種類があり、それぞれ利用方法が異なります。まず、スマホに搭載された非接触型ICを使う「非接触型ICカード方式」では、支払い時に店舗や自動販売機に設置された読み込み機にスマホ本体をかざすことで決済が行われます。

一方、今多く導入が進んでいるのが「QRコード/バーコード方式」です。これには、自分のスマホ画面に表示したQRコードやバーコードをお店に読み込んでもらう「店舗読み取り方式」と、お店が表示するバーコードやQRコードを自分のスマホで読み込む「ユーザ読み取り方式」があります。さらに、店舗や自動販売機に設置される機器から発信される電波(ビーコン)をスマホが読み取り、必要な場合に決済が行える「ビーコン方式」もあります。

決済は備え付けの端末にiPhoneをかざす方法と、画面に表示したQRコードなどを読み取ってもらったり、店舗のコードを読み取る方法があります。

 

 

QRコード/バーコード決済の使い方

QRコード/バーコード方式のスマホ決済の使い方は、先述のように2つの方法があります。1つは「店舗読み取り方式」です。店舗にて決済方法を伝えるとともに、あらかじめスマホにインストールしたアプリや、ブラウザなどから決済用のコードを表示し、その画面を店員さんに読み込んでもらうことで決済が行われます。店舗だけでなく、自動販売機などにもコード読み取り機が設置されたものがあります。

もう1つの「ユーザ読み取り方式」の場合は、店員に決済方法を伝えると、店舗側のディスプレイなどにコードが表示されます。このコードをスマホのアプリから読み込むことで決済が完了します。いずれにしろ、コード決済はスマホの機種に依存しないため、アプリさえ入れればほぼすべてのスマホで使えるのもポイントです。

支払い時にインストールしたアプリを開いて画面を見せるか、店舗のコードを読み込むことで決済が行われます。