本ができるまで1:『玄米酵母でつくる カナパンの本』


 

 

みなさん、こんにちは。

 

まだまだ寒いとはいえ、暦の上ではもう春ですね。
春といえば…パンの季節!(若干無理矢理ですが…)
春になると、なぜか無性にパンが食べたくなりませんか?
某製パン会社も、“春のパン祭”を開催しますしね。
きっと、みんなパンを食べたくなる季節なんだと思います。

 

2月の下旬にパンの本を発行いたします!

 

『玄米酵母でつくる カナパンの本』

 

 

 
著者の小西香奈さんは、現在パン教室「にこし」で
玄米酵母を使ったパンの作り方を教えていらっしゃいます。
ちょっと長くなりますが、今回はかなさんとわたし(編集H)の出会いについて
お話しさせてください。

 

ネットで、「カナパン」というおいしいパンがある、
でも今はお店も通販もやっていないのでなかなか食べられない…
という情報を入手し、気になって仕方なかったわたし。
その日、カナパンのランチが食べられるという千葉のギャラリーを訪れたのは、
2009年5月。

 

あらかじめ連絡をするでもなく、まずはカナパンを食べてみたい!
そしてかなさんに会ってみたい!と突撃で訪れたのですが、
山の中??というくらい自然たっぷりで、駅からもとーっても離れたところなのに、
ランチスタート時間の前から大行列!
一体どこから人が集まってきたの??という感じ。

 

そして、なんとスタート直後に「売り切れ」とのお触れが!!
びっくり! そして、がっくり…。

 

びっくりしたのは、その人気ぶりだけではありませんでした。
くるくるとにこやかに給仕しているかなさん(らしき人)を遠くから見ると…
…ん!? おなかが大きい?
もしや、妊娠されているのでは…??
となると、これは、本のお願いをしてもしばらく難しいかもしれない…。
ああ、どうしよう…!!

 

でもせっかく遠くまではるばるやってきたんだし、なにか成果を残さなければ…。
と思いながら、ランチにもありつけずにウロウロしていたら、
違うメニューで追加のランチを出す、という情報が耳に飛び込んできました。
そして、なんとかおいしいアボカドサンドにありつくことができたのです!

 

生地がしっかりしていて、アボカドたっぷり!
とってもとってもおいしいサンドイッチでした。

 

かなさんに話しかけようか、やめておこうか…と逡巡しましたが、
名刺の裏にメッセージを書き、ドキドキしながら意を決して話しかけました。
「ぜひご一緒にパンのレシピ本を作りたいと思っているのですが、
妊娠されているようなので、しばらくは難しいですよね」
と早口でお話ししたところ、
一瞬びっくりした顔をされた後、「そうですね…」というお答え。
ああ、やっぱりそうかぁぁ。

 

「落ち着かれた頃にまた連絡させてください」とだけお伝えし、
名刺だけ渡して、いそいそとその場を後にしたのでした…。

 

…続きのお話は、また近日中にアップします!

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