週刊将棋11月21日号発売!

 皆さんこんにちは、週刊将棋編集部です。土砂降りました。
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 今週は女流王座戦第3局で行われました。ん?一手損?あれ違うわ普通の角換わりか、とちょっと戸惑う角換わりの勝負を加藤女流王座が制して、故郷・静岡で防衛を果たしました。
 1面は最初は加藤女流王座のピン写真だったのですが、違う面に使う予定だった写真を編集長に見せたら、これが1面でもいいんじゃない?と。良い顔だし、学校開催ということがよくわかる!ということで、急きょ1面写真を変更。珍しい1面になりました。学校新聞みたい。若さあふれるフレッシュな面から今週号をお楽しみください。
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週刊将棋11月21日号

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 今週筆者は上記の静岡へ行ってきました。やっぱり新幹線はいいなあ。飛ばないからね!
 だらだら髪が垂れるのが嫌で、編んで結っていた筆者。在来線に乗り換えるためホームへ移動中、女流王座が「私も編みこみがしたくて髪伸ばしてるんですよー」と話しかけられ、タイトルホルダーが筆者如きに話しかけてくれたことにきょどりつつ、なんだこの生き物頭めちゃくちゃになでまわしたいくらいかわいいな!と大フィーバーし、冷静を装うのに必死でした。
 無事対局場の学校につくと、何年かぶりの教室に、昔の甘酸っぱい青春を思い出しました。○年も経つと思い出もいい感じに補正されるらしく、甘酸っぱいこともあった気がしないでもない、いや、あったあった!あったことにしよう!と青春はかなり美化されていましたが。
 対局室はめちゃくちゃ綺麗な和室でした。自分の高校の時の部室は壁ははがれてるわ畳は破けてるわだったので、なんか私の知ってる部室と違う…と戸惑うほど綺麗でした。対局前日は、その部屋で茶華道部の方々からお茶を出される対局者&関係棋士、作法がわからないとみんなきょろきょろ見渡しているレアな姿が見れてほっこりしました。
 防衛の瞬間に立ち会えたし、生徒のきゃぴきゃぴうふふな光景も見て元気もらったし(むしろもうあの頃には戻れないと吸い取られたし)、楽しい取材をさせていただきました。女流王座戦は1~3面です!
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 加藤女流王座の兄弟子、永瀬五段のインタビューが23,24面にあります。ダブル優勝や自身の成績についてはもちろん、ライバル菅井五段のこと、かわいい弟さんのこと、千日手秘話…など包み隠さず幅広~く語ってもらいました。
 筆者が「永瀬くんははっきり答えるからスガスガしいですね、スガイくんがライバルなだけに!」と言っても無視されたのですが、のちに編集長も「ながせのゲラをながせー」と言ってたからおあいこだな!
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 今週はほかにも、
・全勝の三浦八段に土つく!高橋九段と橋本八段が待望の初勝利あげたA級順位戦、
・渡辺竜王が全勝の深浦九段に勝ち、挑戦争いの行方がわからなくなった王将戦、
・佐藤天七段が敗れ、藤井九段が首位に立った順位戦B級2組、
・全勝対決!斎藤四段が菅井五段に勝一歩リードした順位戦C級2組、
・矢内女流四段が快勝でベスト8に!マイナビ女子オープン、
・十七,十八,十九世名人が東北に!夢のイベント満載!将棋の日in天童、
・長沢さんが強豪打ち破り見事初優勝に輝いた赤旗名人戦全国大会、
・室谷女流初段が1人で発ったフィンランドと友人を語る私のお気に入り、
・ひゃー!加藤九段の初名人獲得した期を振り返る!名人戦名場面、
などなど、盛りだくさんでお届けします!

カテゴリ: 週刊将棋/将棋世界

「終盤 寄せの妙手 基本編」本日発売!!

みなさま、こんにちは。将棋書籍編集部です。

本日、「終盤 寄せの妙手 基本編」が発売されました。

ごらんのように終盤の問題を1ページに2問、全部で200問収録しています。

いずれも寄せの妙手で勝つ問題なので、解いた後の爽快感はばっちり。

巻頭には監修を務める佐藤天彦七段の終盤講座もついて、

とてもお得な一冊になっています。

ぜひご一読ください。

カテゴリ: 新刊案内, 編集部から

週刊将棋11月14日号発売!

 皆さんこんにちは、週刊将棋編集部です。晴れでも雨でも寒いです。
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 今週はタイトル戦が目白押し。竜王戦第3局は渡辺明竜王が入玉で3連勝、防衛まであと1勝と迫りました。リコー杯女流王座戦は加藤女流王座が勝ち、こちらも防衛まであと1勝。倉敷藤花戦も開幕し、石田流模様の力戦を里見倉敷藤花が制しました。
 類型チェックもあります、竜王戦で角換わりをマスター!女流王座戦と倉敷藤花戦も詳しく解説!
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週刊将棋11月14日号

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 今週筆者は棋王戦の羽生三冠vs佐藤康王将の取材に行ってきました。ビッグな2人の対局なだけあり、感想戦には対局を終えた棋士や、連盟にきていた棋士が顔をだしていました。初手から並べられた感想戦が終わり、予想外の結末(詳しくは今週号を)に、両者ぐったりしていました。それでも退出する際は、観戦記者さんだけでなく、筆者にもちゃんと顔を見て「お疲れ様でした」と一声かけて出て行かれました。些細なことだけど、素晴らしいし嬉しい。こういった姿勢も見習わなくては。
 感想戦で波乱が発覚した棋王戦、お手に取ってお楽しみください。
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 今週の「私のお気に入り」は畠山鎮七段が登場です。女流王将戦@宮崎県都城市でお会いした際執筆をお願いしました。お願いすると、棋士の先生は「〇〇書きたいんだけど、もう▲▲先生が書いちゃったからな~」と題材がかぶらないように配慮してくれます。(かぶっても全く問題ないのですが、気を遣ってくださる)。畠山先生も、以前に出た題材が趣味なようですが、もう出たからと違うものにしてくれました。その時は何か聞いていなかったので、内容を楽しみに待ち、いざ原稿を読むと、テーマは予想外のお城でした。全国廻ったお城をずらり紹介していただいています。コアな城好きに驚くと同時に、棋士の人は意外と時間があるんだなと明後日の方向の感想を持ってしまいました。(対局日以外はひたすら研究だと思っている筆者)。しかし色々まわって強いんだからすごい!
 お城好きもそうでない人も、畠山先生の城紹介を楽しんでください!
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 今週は他にも、
・19時台に終局!屋敷九段が渡辺明竜王降したA級順位戦、
・村山六段と宮田敦六段が全勝を守り依然首位に立つ順位戦B級1組、
・深浦九段が怒涛の4連勝で挑戦に大きく近づいた王将戦、
・甲斐女流四段が清水女流六段に逆転勝ち!ベスト4に進んだマイナビ女子オープン、
・中学生の増田三段が32分で公式戦白星デビュー!新人王戦、
などなど、盛りだくさんでお届けします!

カテゴリ: 週刊将棋/将棋世界

週刊将棋11月7日号発売!

 皆様こんにちは、週刊将棋編集部です。秋晴れです。
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 今週は竜王戦第2局が行われました。今回も早い終局で、丸山挑戦者の一手損角換わりを渡辺明竜王が破りました。東京では羽生三冠がニコニコ生放送で第2局の解説を務めました。その@東京エピソードと合わせて、1~4面でお楽しみください。
 また今週は永瀬五段がW優勝!加古川青流戦、新人王戦と立て続けに優勝を飾りました。「今後の自信」青流戦は6,7面、「気を付けて指した」新人王戦は23,24面で解説しています!両棋戦インタビューも!
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週刊将棋11月7日号

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 今週は順位戦B級1組の取材に行ってきました。連勝中の行方八段―山崎七段を主に担当。控室でも複数の継ぎ版で、あーでもないこーでもないとプロの先生方が手を絞り出す難解な終盤戦で、いざ感想戦を聞くとやはり難しい。変化やコメントを必死に押さえていたのですが、駒が動かされない口頭感想戦(しかも変化の変化+早口)になると、ついていけなくなってしまいました。しょうがないので再び本譜に戻るまで、しばらく撮影タイム。そして感想戦も終了間近、わからなかったところをあとで先生に聞こうと思っていたら、行方先生が「▲▲で△△ならだめでした。▲▲以下~~~~~」と、こっちから聞く前に感想戦のポイントと変化順を教えてくれました。山崎先生も「そうですね、**なら~~~~~」と混じって解説。いい人すぎる!!めちゃくちゃ感謝し、その日は幕を閉じました。
 そして翌日、教えてもらった変化をおさらいしてみましたが、並ばない…。①〇〇の局面とメモにあるが、そこからだと変化に無理が生じる。変化手順を微調節すれば並ぶ。②〇〇の局面より少し前の局面からだとメモの変化順は並ぶ。①か②、局面のメモ違いか変化のメモ違いか…。わからんものはいくら考えてもわからんので、行方先生に電話でもう一度教えてもらうことにしました。対局翌日にも関わらず、電話でも丁寧に詳しく教えてくれました。しかし要点をまとめてくれたのに並ばず恥ずかしいのと申し訳ないのとでいっぱいで、そのことを謝ると、「あれ(感想戦)でわかるほうが凄いですよ」とフォロー(?)してくれました。…もう頭が上がりません!
 連日感謝しきりのB級1組は、8面で詳解しています!
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 今週は他にも、
・田村六段、戸辺六段、船江五段が昇級!全クラスの昇級者が出そろった竜王戦ランキング戦(昇高級データあります)、
・渡辺明竜王が「頭が混乱」する終盤戦を予定変更で押し切って準決勝進出決めた棋王戦、
・深浦九段が無傷3連勝と大きくリードし、羽生三冠が1敗で食らいついた王将戦、
・端を詰められ攻め合いに!勝つのはトップ屋敷か関西俊英菅井か!双龍戦
・観戦をより楽しく!上野五段が著書「序盤完全ガイド 振り飛車編」を紹介!
などなど盛りだくさんでお送りします!

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『将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編』が週刊将棋の「MYNAVI BOOK REVIEW・特別編」に登場!!

こんにちは。将棋書籍編集部です。

以前に当ブログでも紹介したマイナビ将棋BOOKS『将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編』が、次号の週刊将棋「MYNAVI BOOK REVIEW・特別編」で取り上げられることになりました。

昨日著者の上野裕行五段へのインタビューが将棋会館で行われたのですが、筆者も同行して取材の模様を見てきました。

本書は最近のプロの将棋について、「どういった経緯でこれらの戦型が指されているのか」、また「どういった狙いの戦法なのか」について、級位者でもわかるように解説した本です。

この本を書くことになったきっかけから、執筆する際の様々な工夫、そして実際に読んだ読者から非常に高い評価を受けて嬉しかったことなどを、たっぷり語っていただきました。

右上の書き出し部分に注目。このように図面のある場所を矢印で記載したのが工夫の一つで、とても読みやすいと喜ばれているようです。前例のない試みで迷ったそうですが、「迷ったらやってみよう!!」と思い、決断されたとのことでした。

最後には続編についてのお話もあり、すでに「居飛車編」を書き始めているとのことです。

少し先の話しになりますが、こちらもお楽しみお待ちください。

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