週刊将棋11月7日号発売!


 皆様こんにちは、週刊将棋編集部です。秋晴れです。
*
 今週は竜王戦第2局が行われました。今回も早い終局で、丸山挑戦者の一手損角換わりを渡辺明竜王が破りました。東京では羽生三冠がニコニコ生放送で第2局の解説を務めました。その@東京エピソードと合わせて、1~4面でお楽しみください。
 また今週は永瀬五段がW優勝!加古川青流戦、新人王戦と立て続けに優勝を飾りました。「今後の自信」青流戦は6,7面、「気を付けて指した」新人王戦は23,24面で解説しています!両棋戦インタビューも!
*

週刊将棋11月7日号

*
 今週は順位戦B級1組の取材に行ってきました。連勝中の行方八段―山崎七段を主に担当。控室でも複数の継ぎ版で、あーでもないこーでもないとプロの先生方が手を絞り出す難解な終盤戦で、いざ感想戦を聞くとやはり難しい。変化やコメントを必死に押さえていたのですが、駒が動かされない口頭感想戦(しかも変化の変化+早口)になると、ついていけなくなってしまいました。しょうがないので再び本譜に戻るまで、しばらく撮影タイム。そして感想戦も終了間近、わからなかったところをあとで先生に聞こうと思っていたら、行方先生が「▲▲で△△ならだめでした。▲▲以下~~~~~」と、こっちから聞く前に感想戦のポイントと変化順を教えてくれました。山崎先生も「そうですね、**なら~~~~~」と混じって解説。いい人すぎる!!めちゃくちゃ感謝し、その日は幕を閉じました。
 そして翌日、教えてもらった変化をおさらいしてみましたが、並ばない…。①〇〇の局面とメモにあるが、そこからだと変化に無理が生じる。変化手順を微調節すれば並ぶ。②〇〇の局面より少し前の局面からだとメモの変化順は並ぶ。①か②、局面のメモ違いか変化のメモ違いか…。わからんものはいくら考えてもわからんので、行方先生に電話でもう一度教えてもらうことにしました。対局翌日にも関わらず、電話でも丁寧に詳しく教えてくれました。しかし要点をまとめてくれたのに並ばず恥ずかしいのと申し訳ないのとでいっぱいで、そのことを謝ると、「あれ(感想戦)でわかるほうが凄いですよ」とフォロー(?)してくれました。…もう頭が上がりません!
 連日感謝しきりのB級1組は、8面で詳解しています!
*
 今週は他にも、
・田村六段、戸辺六段、船江五段が昇級!全クラスの昇級者が出そろった竜王戦ランキング戦(昇高級データあります)、
・渡辺明竜王が「頭が混乱」する終盤戦を予定変更で押し切って準決勝進出決めた棋王戦、
・深浦九段が無傷3連勝と大きくリードし、羽生三冠が1敗で食らいついた王将戦、
・端を詰められ攻め合いに!勝つのはトップ屋敷か関西俊英菅井か!双龍戦
・観戦をより楽しく!上野五段が著書「序盤完全ガイド 振り飛車編」を紹介!
などなど盛りだくさんでお送りします!

カテゴリ: 週刊将棋/将棋世界