スマートフォンの画面破損・水没や故障などのトラブルに備えていますか?
格安SIMの契約時の保険加入は任意ですから、保険に加入していない方も多いのではないでしょうか。
しかし画面の破損や水没によって、突然スマートフォンの修理が必要になることがあるかもしれません。
予期せぬ高額な出費に備えるためにも、格安SIMのスマートフォン保険に加入することをおすすめします。
この記事では格安SIMのスマートフォン保険の種類・保証内容について紹介します。
スマートフォン保険を選ぶ際のポイントなども解説するのでぜひ参考にしてください。
格安SIMの端末に保険加入は必要?

格安SIMのスマートフォンを利用している方は、修理などによる高額出費を抑えるためにスマートフォンの保険に加入しましょう。
一般的にスマートフォンの修理には5,000円以上の費用がかかるといわれています。
例えば画面破損の修理は高額で、約20,000円~40,000円の修理費用が必要です。
万が一、全損・修理不能となれば、より高額な出費が発生します。
またスマートフォン端末を購入した際にはメーカーの保証がついてきますが、メーカー保証は1年しか期間がありません。
メーカー保証の期間を過ぎると自然故障・初期不良であっても全額自己負担で修理することになります。
さらに自分の過失による破損・水没・紛失・盗難などの故障はメーカー保証の対象外です。
そのため、故障や破損などのリスクに備えてスマートフォン保険に加入しておくことをおすすめします。
格安SIMのスマートフォン保険の補償内容と種類とは?
格安SIMのスマートフォンを利用している方が加入できるスマートフォンの保険にはさまざまな種類があります。
ここではスマートフォン保険で補償してもらえる内容と4種類のスマートフォン保険の概要を解説します。
補償内容
スマートフォンの保険に加入していれば、スマートフォンの修理費用の一部や全額が補償されます。
また修理だけではなく、同等機種の端末に交換できる場合もあります。
スマートフォン保険で主に補償される内容は以下の通りです。
- 破損、水没、汚損などによる修理や交換の費用
- 紛失、盗難時に新規端末を購入する費用
補償内容は保険を提供している会社や保険の種類によって異なります。
なお補償金額の上限は10万円以内に設定している保険が多いようです。
しかし実際に補償される割合や金額は保険によって違いがあるため、加入前によく確認しましょう。
保険の種類
スマートフォン保険には主に4つの種類があります。
- 携帯会社のスマートフォン保険
- スマートフォンメーカーの保険
- 保険会社のスマートフォン保険
- クレジットカードのスマートフォン保険
格安SIMの携帯会社が提供している保険は、携帯会社で新規契約をした際や端末を購入した際に加入できます。
スマートフォンメーカーの保険は端末の購入時に加入する必要があり、修理補償のほかにテクニカルサポートがついているケースが多いです。
保険会社のスマートフォン保険は、携帯会社やスマートフォンメーカーの保険よりも安いのが特徴です。
また中古のスマートフォンであっても、加入できる保険がたくさんあります。
クレジットカードのスマートフォン保険は、クレジットカードに付帯する保険です。
スマートフォンなどの携行品の損害を補償しています。
加入できるタイミング・加入条件・保険料・補償の範囲や金額などは保険によって異なるため、自分に合った保険を選択しましょう。
格安SIMのスマートフォン保険を選ぶときのポイント

格安SIMのスマートフォン保険を選ぶ際には、ポイントを押さえて自分に適した保険に加入してください。
以下、3つのポイントを紹介します。
月額保険料
スマートフォン保険を選ぶ際は、月額料金が負担なく支払えるか、補償内容とのバランスがよいかなどを検討してください。
月額保険料が安すぎる保険は、補償内容が心もとない可能性があります。
しかし保険料が高すぎると毎月の支払いが負担になってしまいます。
月額保険料でイメージしづらい方は、年間の保険料に換算して検討してみるのもよいでしょう。
自分に合った金額の保険に加入することが大切です。
補償内容・回数・金額上限
格安SIMのスマートフォン保険を選ぶ際は、保険でカバーできる範囲をしっかりと確認してください。
具体的に以下のポイントをチェックしましょう。
- 補償内容:どのような修理・トラブルが対象になるのか
- 補償回数:1年間で何回まで保険を利用できるか
- 補償金額の上限:いくらまで補償されるか、自己負担の金額など
自分にとってどのようなリスクが高いのか、どの補償内容が充実しているとよいのかなどを検討する必要があります。
また基本的に故障や破損に伴う修理は補償されていますが、紛失や盗難時の新規端末購入が補償の対象にならない保険もあります。
そのため、どのようなトラブルが補償対象になっているのかはよく確認しましょう。
請求方法
格安SIMのスマートフォン保険を選ぶ際は、保険の請求方法が分かりやすいかを確認しましょう。
いざ申請しようとしたときに申請手続きが複雑だと困ります。
なぜなら手続きに不備があると保険金の受け取りまでに時間がかかったり、保険金が受け取れなかったりする可能性があるからです。
そのため下記の2つを確認しておきましょう。
- 問い合わせや請求の窓口が明確になっているか
- 申請の方法や手順が明確か
補償の請求手続きでは、請求する端末の写真や修理の見積書・領収書などの提出が不可欠です。
そのため郵送またはWebなど、書類の提出方法も保険によって異なるので参考にしてみるとよいでしょう。
格安SIM会社のスマートフォン保険

格安SIM会社のスマートフォン保険は、スマートフォンの新規契約時・端末購入時に携帯会社で加入できます。
以下、5社のスマートフォン保険を紹介します。
楽天モバイル

楽天モバイルでは以下の保険をオプションとして提供しています。
- スマホ交換保証プラス
- 持ち込みスマホあんしん保証
- 故障紛失保証with AppleCare Services
月額 | 補償内容 | 加入条件・タイミング | |
---|---|---|---|
スマホ交換保証プラス | 715円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没・盗難・紛失などによる交換 | 楽天モバイルで端末を購入したとき |
持ち込みスマホあんしん保証 | 715円~1,309円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる交換 | SIMのみでプラン契約したとき、楽天回線開通日から30日以内 |
故障紛失保証with AppleCare Services | 715円~1,309円(税込) | 自然故障・破損・水没などによる修理・交換 | 楽天モバイルで新規・機種変更でiPhoneを購入したとき |
スマホ交換保証プラスの場合、故障・紛失時には機種や価格は問わず6,600円(税込)で新品の同一機種に交換可能です。
持ち込みスマホあんしん保証の月額料金は715円~1,309円(税込)と、機種によって異なります。
機種にもよりますが、自己負担金額6,600円~12,100円(税込)で同機種の新品に交換できます。
故障紛失保証with AppleCare Servicesは、楽天モバイルで購入したiPhoneの補償がAppleから直接受けられる保険です。
故障・破損時の修理費用や紛失した際の交換費用が補償され、自己負担金を抑えられます。
Y!mobile

Y!mobileでは以下の保険をオプションとして提供しています。
- 故障安心パック-S
- 故障安心パックプラス
- SIM単体契約者向け保証サービス
月額 | 補償内容 | 加入条件・タイミング | |
---|---|---|---|
故障安心パック-S | 550円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換、盗難・紛失時の買い替え、電池交換無料、データ復旧、紛失時の捜索サービスなど | Y!mobileで対象プランを契約し、指定機種を購入したとき |
故障安心パックプラス | 759円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換、盗難・紛失時の買い替え、電池交換無料、データ復旧、紛失時の捜索サービスなど | Y!mobileで指定機種を購入したとき |
SIM単体契約者向け保証サービス(持ち込み端末補償with AppleCare Services) | 950円~1,250円(税込) | 自然故障・電池消耗・破損・水没などによる修理・交換、データ復旧、紛失時の捜索サービスなど | iPhone端末で対象のSIMプランを契約したとき |
SIM単体契約者向け保証サービス(Android所有者向け) | 715円(税込) | 自然故障・破損・水没などによる修理・交換、データ復旧、紛失時の捜索サービスなど | Android端末でSIMプランを契約したとき |
故障安心パック-SはY!mobileで対象機種のスマートフォンを購入した際に加入できます。
ケータイプランSS・ケータイベーシックプランSSの契約が加入条件です。
破損や紛失してしまったときも、少ない自己負担金でお得に修理・交換が可能です。
電池パック無料交換やデータ復旧などの広い補償範囲が特徴です。
故障安心パックプラスは契約する料金プランの指定がなく、故障安心パック-Sよりも幅広いスマートフォンの機種・タブレットの利用者が加入できます。
さらに、すでに端末を持っていてSIM契約のみをする方には、SIM単体契約者向け保証サービスもあります。
Appleサポートが受けられる持ち込み端末補償with AppleCare Servicesは、Y!mobileのSIM単体をシンプルS・M・Lプランのいずれかで契約する方が対象です。
またAndroidのスマートフォンを利用してY!mobileのSIMを契約する方向けの保証サービスもあります。
mineo

mineoでは以下の保険をオプションとして提供しています。
- mineo端末安心保証
- 持ち込み端末安心保証サービス
- mineo端末安心保証for iPhone
月額 | 補償内容 | 加入条件・タイミング | |
---|---|---|---|
mineo端末安心保証 | 605円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換 | mineoで端末を購入したとき |
持ち込み端末安心保証サービス | 550円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換※OS・機種によって保証内容や金額が異なる(上限40,000円) | 保証対象の端末でSIMプランを契約したとき |
mineo端末安心保証for iPhone | 550円~1,100円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換 | mineoでiPhoneを購入したとき |
mineo端末安心保証と持ち込み端末安心保証サービスでは、初回の場合は5,500円(税込)で端末の交換が可能です。
なお2回目の交換には自己負担金8,800円(税込)がかかります。
保証期間内に年2回まで補償してもらえるので安心です。
なおmineoでは、mineo端末安心保証for iPhone のキャンペーンを実施中です。
2022年8月31日までにmineo端末安心保証for iPhoneに加入すると、月額料金が2か月分無料になります。
イオンモバイル

イオンモバイルでは以下の保険をオプションとして提供しています。
- イオンスマホ安心保証
- イオンスマホ安心パック
- イオンモバイル持ち込み保証
月額 | 補償内容 | 加入条件・タイミング | |
---|---|---|---|
イオンスマホ安心保証 | 385円~495円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる交換 | 対象端末をイオンモバイルで購入したときから14日以内 |
イオンスマホ安心パック | 660円~770円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる交換、電話での操作サポート、セキュリティサービス | 対象端末をイオンモバイルで購入したときから14日以内 |
イオンモバイル持ち込み保証 | 605円~715円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換 | 対象の端末でSIMプランを契約したときから14日以内 |
イオンモバイルのスマートフォン保証は、機種によって月額料金が異なります。
また、端末交換時の自己負担金額も機種によって違います。
なおイオンスマホ安心パックは、電話での操作サポートやセキュリティのサービスまですべてがパッケージになっていてお得です。
さらにイオン持ち込み保証は、スマートフォンのOSによって月額料金や補償時の自己負担金額が異なります。
LIBMO

LIBMOでは以下の保険をオプションとして提供しています。
- LIBMO端末補償
- つながる端末補償by LIBMO
月額 | 補償内容 | 加入条件・タイミング | |
---|---|---|---|
LIBMO端末補償 | 418円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換 | 対象端末をLIBMOで購入したとき |
つながる端末補償by LIBMO | 550円(税込) | 自然故障・破損・全損・水没などによる修理・交換 | 対象の端末でSIMプランを契約したとき |
LIBMO端末補償を利用した交換の自己負担金額は、1回目が5,500円(税込)、2回目が8,800円(税込)です。
保険の期間内であれば年2回まで補償が利用できます。
またつながる端末補償by LIBMOの場合、交換の自己負担金額は1回目が4,400円(税込)、2回目が8,800円(税込)です。
保険の期間内であれば年2回まで補償が利用できます。
なお、補償金額の上限は50,000円(税込)です。
スマートフォンメーカーの保険
スマートフォンメーカーが提供している保険は、同メーカーで購入したスマートフォンが対象です。
ここではApple・HUAWEI・SHARPのメーカー保険を紹介します。
補償の内容・期間や保険の料金体系などはメーカーごとに違うため、公式ホームページなどでも確認しましょう。
Apple

Appleが提供しているスマートフォンの保険は、「AppleCare+」です。
iPhoneの故障修理などのサービスが1年間に2回まで所定の価格で受けられます。
またテクニカルサポートを優先的に利用できるなどのサービスも付帯しています。
さらに盗難・紛失保証のプランも加入可能です。
新規端末の購入と同時か、30日以内に加入する必要があります。
なお、機種によって月額料金が異なり、新しい機種の料金の方が高く設定されています。
HUAWEI

HUAWEIでは2種類の保証を提供しています。
- HUAWEI安心ケア延長保証
- HUAWEI安心ケア安心保証
HUAWEI安心ケアの延長保証では、製品保証の1年間を経過した後も自然故障の補償が受けられます。
2年または3年に延長可能で、機種によって料金が異なります。
また延長保証は端末の購入時か購入後1年以内に加入できます。
HUAWEI安心ケアの安心保証は、自然故障と落下による破損・水没などの修理を補償するサービスです。
端末の購入時に加入するか、利用開始から21日以内に公式サイトから加入できます。
なお、各保証は2年または3年の期間で加入可能です。
料金は機種と加入期間によって異なります。
SHARP

SHARPではモバイル補償パックというサービスを提供しています。
AQUOSのSIMフリースマートフォンの利用者向けの保険です。
故障・破損・全損・水没・盗難・紛失などの幅広い事象を補償しています。
また、加入後1年が経過すると電池交換も割引で利用できます。
なお、加入タイミングは端末購入から1年以内です。
機種によって月額料金は異なり、385円~660円(税込)です。
保険会社のスマートフォン保険
保険会社のスマートフォン保険は、手頃な価格で加入できるものばかりです。
以下、おすすめのスマートフォン保険を2社紹介します。
損保ジャパンのスマホ保険

損保ジャパン100%出資会社が提供するスマホ保険は、破損の修理代を補償する保険です。
スマホ保険の特徴は以下の通りです。
- ワンコイン以下の手頃な価格で加入できる
- 限度額内なら何度でも補償
- ニーズに合わせた2つのプラン
スマホ保険にはスタンダードプランとライトプランがあります。
それぞれ保険期間は1年間で、その後は自動的に更新されます。
破損・水没・故障の場合は、自己負担金額3,000円(税込)で修理可能です。
またスマホ保険の補償内容に、SNSでのトラブルを弁護士に相談できるサービスがついた学生専用プランもあります。
スタンダードプラン | ライトプラン | |
---|---|---|
月額 | 470円(税込) | 200円(税込) |
補償内容 | 故障・破損・水没・データ復旧・盗難・紛失 | 破損 |
モバイル保険

モバイル保険は補償内容が幅広く充実しているため、スマートフォン保険のなかでも人気があります。
モバイル保険の特徴は以下の通りです。
- 1契約で3台の端末をカバー
- 永続的に補償
- 加入申し込み、申請もすべてWebで完結
加入すると無線通信が可能な端末を3台まで登録して補償が受けられます。
スマートフォン以外にもタブレット・イヤホンなどが登録可能です。
また補償期間の定めもありません。
補償される金額は登録した3台のうち、主端末と副端末の場合で異なります。
月額 | 700円(非課税) |
補償内容 | 故障・破損・全損・水没・盗難による修理※修理不能の場合は最大10万円を補償 |
クレジットカードのスマートフォン保険
クレジットカードのスマートフォン保険には、自動的に付帯している保険と任意で加入する保険があります。
以下、スマートフォンの破損に関する補償があるクレジットカードを2種類紹介します。
セゾンカード
セゾンカードのSuper Value Plus お買物安心プラン[Y]に加入すれば、携行品の補償が受けられます。
1年間で100,000円が上限ですが、購入から半年以内の携行品すべてが補償対象です。
スマートフォンなどの携行品の破損や紛失が補償されます。
なお、加入には月額300円(税込)が別途必要です。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレスのゴールドカードには、スマートフォン・プロテクションというサービスが付帯しています。
補償の対象は購入してから2年以内のスマートフォンです。
スマートフォン・プロテクションに別途保険料はかからず、年会費のみでサービスが利用できます。
また、3か月以上にわたってアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードでスマートフォン利用料を支払っていることも条件です。
なお、補償されるのは破損した際の修理費用のみです。
格安SIMのスマートフォン保険への加入がおすすめな人

格安SIMのスマートフォン保険への加入は、以下のような方に特におすすめです。
- 過去にスマートフォンを壊したことがある
- 外でスマートフォンを利用する機会が多い
- スマートフォンを仕事中に利用することが多い
過去に画面のひび割れなどを経験した方は同じことが起こりやすいといえます。
また外でスマートフォンを利用することが多い方は、落下による破損のリスクが高いでしょう。
なお以下のような方は、別途保険に加入する必要はないかもしれません。
- 少しでもスマートフォンにかかる月額料金を下げたい方
- スマートフォンにカバーをつけるなどの破損対策をしている方
まとめ
トラブルに見舞われた際のリスクを最小限にとどめるためにも格安SIMのスマートフォン保険は必要です。
なかにはスマートフォンの保険は掛け捨てでもったいないと感じる方もいるかもしれません。
しかしスマートフォンの修理代金は高額ですから、故障に備えて加入しておくことをおすすめします。
また格安SIMのスマートフォン保険を選ぶ際には、自分に合った保険かどうかをよく検討してください。
安心して格安SIMのスマートフォンを利用できるよう、保険に加入しておきましょう。
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