格安SIMは名義変更できる?手続きのタイミングや手数料についても解説!

月額利用料がお得な格安SIMへの乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか。

乗り換えのタイミングで名義変更をしようと考えている方も多いでしょう。

しかし、MNP転出を利用して格安SIMに乗り換えるタイミングでは、契約者の変更はできません。

そのため、乗り換えの前後に名義変更の手続きをする必要があります。

また契約者を変更する名義変更には対応していない格安SIMも多いです。

そこでこの記事では、格安SIMの名義変更の種類や手続き方法・手数料などについて解説します。

名義変更ができる格安SIMの携帯会社もいくつか紹介するので参考にしてください。

事前に名義変更について確認しておけば、スムーズに格安SIMに乗り換えられますよ。

目次

格安SIMは名義変更できる?

格安SIMは名義変更できる?

そもそも名義変更には以下の3パターンがあります。

  • 改姓
  • 継承
  • 譲渡

改姓契約者の氏名が結婚などにより変更された際の手続きです。

継承とは、亡くなった家族から携帯電話の契約を引き継ぐことを指します。

また、譲渡契約者を家族や他人に変更する手続きです。

しかし格安SIMは、契約後に譲渡などの名義変更ができない場合があります。

その場合、契約者を変更するには格安SIMへの乗り換え前に名義変更するしかありません。

改姓・継承だけならどの格安SIMでもできる

携帯会社によって改姓手続きに必要な書類は異なりますが、結婚などに伴う契約者の改姓は格安SIMでも対応しています。

一般的には、改姓を証明する戸籍関連の書類や本人確認書類などがそろえば、すぐに変更することが可能です。

また、継承による名義変更もほとんどの格安SIMで対応しています。

名義変更ができる格安SIMは限られる

譲渡すること自体ができない格安SIMの会社も多数あり、譲渡による名義変更が可能な格安SIMは限られています。

さらに、家族への譲渡は無料でできても他人への譲渡は有料というケースもあります。

そのため、乗り換え・利用を検討している格安SIMがどの範囲の名義変更に対応しているのかを事前に調べておかなければなりません。

格安SIMで名義変更するなら手続き方法や手数料に注意

手続き方法や手数料

格安SIMに変更する前に名義変更手続きの方法や手数料についても調べておきましょう。

格安SIMを取り扱う携帯会社によって手続き方法や手数料が異なるので、自分に合った方法のものを選択してください。

名義変更手続きの方法

格安SIMの名義変更手続きには、以下の方法があります。

  • 店舗での手続き
  • 郵送による手続き
  • インターネット上でのオンライン手続き

携帯会社によって名義変更の手続き方法は異なりますが、店舗でしか名義変更を受け付けていないところもあるようです。

また、オンライン手続きのみという携帯会社もあります。

店舗での手続きの場合、その日のうちに完了できるのがメリットです。

とはいえ、格安SIMの店舗は数が少ないので近くに店舗がない方にとっては不便かもしれません。

来店が難しい場合には郵送かオンラインで手続きができる格安SIMを選びましょう。

郵送による手続きは書類のやりとりに時間がかかってしまうため、すぐに名義変更したいという方には向きません。

オンライン手続きは自宅にいながら手続きができます。

また郵送と比較すると手続き完了までの日数が短いのが特徴です。

しかしオンラインで完結できる手続きに対応している格安SIMは少ないので注意が必要です。

名義変更にかかる手数料

名義変更の際に必要な手数料は無料〜3,300円(税込)で、携帯会社によって手数料は異なります。

また家族間における譲渡の場合のみ手数料が無料というケースもあるので、該当する携帯会社のホームページなどで確認してみてください。

名義変更ができる格安SIM

名義変更ができる格安SIM

ここでは譲渡による名義変更が可能な格安SIMを7社紹介します。

名義変更の手続き方法や手数料なども紹介するので参考にしてください。

楽天モバイル 

楽天モバイル

楽天モバイルの名義変更手数料は、3,300円(税込)です。

手数料は新たな契約者の初回利用料と一緒に請求されます。

名義変更の方法は郵送による手続きのみです。

楽天モバイルの公式ページにアクセスして必要書類をダウンロードして指定の住所へ郵送してください。

なお、名義変更にかかる期間は2週間〜4週間程度です。

  • 手数料:3,300円(税込)
  • 手続きの方法:郵送による受付

Y!mobile

Y!mobileの名義変更は来店して手続きする必要があります。

現在の名義人と新規契約者が一緒に来店して本人確認書類を提示することで名義変更が可能です。

また、名義変更には3,300円(税込)の手数料がかかります。

Y!mobileの店舗で21時までに手続きが完了すれば、翌日から新しい契約者が利用できるようになります。

  • 手数料:3,300円(税込)
  • 手続きの方法:店舗での受付

mineo

mineoの名義変更の際には、mineoサポートダイヤルでの電話受付が必要です。

電話受付後に郵送されてくる書類に記入して、必要書類と一緒に返送してください。

名義変更手数料は3,300円(税込)ですが、3親等以内の家族間の譲渡に限り無料です。

なお、手続き完了までにはおよそ2週間〜4週間かかります。

  • 手数料:3,300円(税込)、3親等以内の家族間は無料
  • 手続きの方法:電話受付後に郵送

イオンモバイル

イオンモバイルでの名義変更は、イオンモバイル店舗に来店する必要があります。

現在の名義人と新規契約者が一緒に来店して、本人確認書類を提示することで名義変更が可能です。

店舗での手続きなので、即日で名義変更ができます。

  • 手数料:3,300円(税込)
  • 手続きの方法:店舗での受付

OCNモバイルONE

OCNモバイルONE

OCNモバイルONEの名義変更は郵送による手続きです。

OCNお客様サポートページにアクセスして必要書類をダウンロードします。

本人確認書類などの必要書類と一緒に指定先に郵送、もしくはFAXで送ってください。

  • 手数料:880円(税込)
  • 手続きの方法:郵送による受付

J:COM MOBILE

J:COMモバイル

J:COM MOBILEの名義変更は、家族間でのみ可能です。

具体的には、同居している2親等以内の家族への名義変更ができます。

その際の手数料は無料です。

マイページからのオンライン受付と郵送のどちらかの方法で手続きができます。

  • 手数料:無料、同居の2親等内のみ
  • 手続きの方法:オンラインでの受付、郵送による受付

LIBMO

LIBMO

LIBMOの名義変更は、配偶者や親子など1親等の家族間でのみ可能です。

LIBMOお客様センターに電話して手続きを行ってください。

  • 手数料:無料、1親等の家族間のみ
  • 手続きの方法:電話受付

格安SIMに乗り換える前に名義変更しておこう!

格安SIMに乗り換える前に名義変更しておこう!

乗り換え先の格安SIMが名義変更に対応していない場合は、乗り換え前に名義変更を済ませておかなければなりません

また、乗り換えたい格安SIMが名義変更に対応している場合であっても、乗り換え前に名義変更をしておいた方がいいケースもあります。

ここでは、乗り換え前に名義変更するべきケースとドコモ・au・ソフトバンクの名義変更の手数料などについて解説します。

3大キャリアの名義変更手数料 

ドコモ・au・ソフトバンクの名義変更手数料は以下の通りです。

ドコモ手数料:2,200円(税込)※3親等以内の家族間での譲渡は無料
au手数料:2,970円(税込)※家族間の譲渡は無料
ソフトバンク手数料:3,300円(税込)※家族割引に加入している家族間の譲渡は無料

ドコモやauでは名義変更手数料が比較的安く設定されています。

3大キャリアでの家族間の譲渡による名義変更は無料ですが、条件はそれぞれ異なります。

格安SIMでは家族間でも有料としている会社が多いので、乗り換え前に名義変更をしておくのがおすすめです。

格安SIM乗り換え前に名義変更すべきケース

格安SIMに乗り換える前に名義変更を済ませておくべきなのは以下のようなケースです。

  • 乗り換え先の格安SIMが名義変更に対応していない
  • 乗り換え前の携帯会社の方が名義変更の手数料が安い

乗り換え先の格安SIMが譲渡による名義変更に対応していない場合は、必ず乗り換え前に名義変更をしておいてください

また、名義変更にかかる手数料についても比較してみましょう。

当然ながら、乗り換え先の格安SIMの方が高い名義変更手数料である場合は、乗り換え前に名義変更を済ませた方がお得です。

格安SIM乗り換え前に名義変更するメリット

格安SIMへの乗り換え前に、3大キャリアで名義変更をしておくメリットは以下の通りです。

  • 家族間の譲渡による名義変更が無料(各社条件は異なる)
  • 名義変更手数料が格安SIMより安い場合がある(ドコモ、au)
  • 来店して名義変更手続きができる

家族間の譲渡であっても手数料が必要な格安SIMも多くあります。

しかし、大手キャリアの場合は家族間の譲渡による名義変更なら無料です。

また、名義変更手数料を3,300円(税込)に設定している格安SIMも多いため、場合によってはドコモやauの方が手数料が安く済むケースもあるでしょう。

さらに大手キャリアは各地に店舗を構えています。

現在の名義人と新しく契約する人が同時に来店するか、必要な書類を持っていけば、その日のうちに名義変更が可能です。

一方、格安SIMの名義変更では郵送での書類のやりとりが必要になることが多く、手続きに時間を要します。

そのため、即日名義変更ができるのも大手キャリアでの名義変更のメリットの1つといえます。

乗り換えの前後どちらも名義変更できないときは?

乗り換えの前後どちらも名義変更できないときは?

現在利用している格安SIMも、乗り換えたい格安SIMも名義変更に対応していない場合も考えられます。

その場合は、まず名義変更に対応している格安SIMに乗り換えて名義変更手続きをしましょう。

その後で本来乗り換えたかった格安SIMに乗り換えてください。

本来乗りかえたい格安SIMをA社名義変更手続きのために契約する格安SIMをB社とします。

具体的な手順は以下の通りです。

STEP
B社の格安SIMに乗り換える
STEP
B社で名義変更の手続きをする
STEP
契約から6か月~1年はそのまま利用する
STEP
A社の格安SIMに乗り換える

気を付けるべきポイントは以下の2つです。

  • 解約金がかからない携帯会社を選ぶ
  • 短期契約にならないようにする

名義変更のために乗り換える格安SIMは、解約料金がかからない格安SIMを選んでください

また名義変更をするために契約した格安SIMを解約するまでには少なくとも6か月程度は利用を継続してからにしましょう。

短期間で次々に契約と解約を繰り返すと、携帯会社での新規契約ができなくなるケースもあります。

必要な費用などは事前に確認して、なるべく料金のかからない方法をとってください。

まとめ

スムーズに名義変更するためには、現在の携帯会社と乗り換え先の携帯会社で名義変更ができるかを事前に確認する必要があります。

また、契約者を家族や他人に変更する「譲渡」の手続きに対応している格安SIMは限られています。

さらに、譲渡の手続きには手数料が必要なケースもあります。

そのため格安SIMに乗り換える前に、譲渡が可能か・手数料はいくらかなどを十分に検討しましょう。

乗り換え前に名義変更をしておいた方がよいケースもあるので注意してくださいね。

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