本局で使われている駒は香月師作、菱湖書の盛上駒です。対局室には中倉女流二段が早めに戻り、盤の前で考えていました。




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12時40分、対局が再開されました。中倉女流二段は険しい表情で盤面を見つめていましたが、少しして盤上に手が伸びました。それを見て甲斐女流五段が考えます。






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東京・将棋会館の１階では将棋グッズ、将棋関係の書籍が売られています。マイナビは『将棋世界』や定跡書を販売しています。本局で甲斐女流五段が指している石田流の定跡書、新商品のノートもありました。

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東京・将棋会館の向かい側には鳩森八幡神社があります。境内には将棋堂があり、新年にはここで祈願祭を行うのが恒例になっています。将棋堂の中にある大きな駒の作者は香月師。本局で使われている駒の作者と同じです。




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戦いは終盤に入っています。甲斐女流五段は▲４六歩（65手目）と角取りに歩を突き出しました。後手は△８一角と竜を取ると、▲１二銀から自玉が詰んでしまいます。角は大事な受け駒なので、ラインをそらすわけにはいきません。しかし△３四角と引くのでは先手玉のプレッシャーが弱まってしまいます。
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