先手は大駒をすべて渡して寄せを狙いましたが、後手玉は中段でしぶとく生き残っています。穴熊が健在で後手の入玉も防いだとはいえ、先手よしとは断言できない状況になってきました。
(牛蒡)
(牛蒡)
146手まで、山根女流1級が勝って、ベスト8に進出しました。終局時刻は17時17分、消費時間は両者3時間を使い切りました。
(八雲)
(八雲)
(逆転勝利をおさめた山根ことみ女流1級)
―― 一局を振り返っていかがでしたか。
山根 序盤から一方的に攻め込まれてしまい、受けきる自信はありませんでした。
―― 逆転したのはどのあたりですか。
山根 △7四玉(98手目)のあたりです。相手の攻めがきれそうだったので。
―― 序盤は先手の作戦勝ちに見えました。
井道 そのような意識はあまりありませんでした。難しいと思っていました。
井道 そのような意識はあまりありませんでした。難しいと思っていました。
―― 61手目▲9一歩成の局面はどうですか。
井道 と金を引いて使うのか、それとも玉頭から攻めるのか。方針が難しかったです。
井道 と金を引いて使うのか、それとも玉頭から攻めるのか。方針が難しかったです。
―― その後の展開はどうでしたか。
井道 ▲7五歩(73手目)の前に▲6四歩を入れるべきだったかもしれません。▲6四歩に△9五歩なら▲7五歩でかなり違います。ただ、香を取られるのでどうか。本譜とその変化のどちらを選ぶかは迷いました。
井道 ▲7五歩(73手目)の前に▲6四歩を入れるべきだったかもしれません。▲6四歩に△9五歩なら▲7五歩でかなり違います。ただ、香を取られるのでどうか。本譜とその変化のどちらを選ぶかは迷いました。
(インタビュー後に感想戦が始まった)
(牛蒡)
(牛蒡)