図は13時40分過ぎの局面。先手が勢いよく攻め続けていますが、後手も△３七歩成の楽しみが残っており、辛抱しがいのある局面と言えそうです。

若手の攻めを堂々と受ける矢内女流五段。

（八雲）

秋晴れの空が広がっている。

このところの長雨のせいか、季節外れのアジサイが咲いていた。

（八雲）

図は14時過ぎの局面。飛車取りを放置して△７六銀が、▲４一竜には△６七銀成▲同玉△２三角の王手竜取りを用意した強い手です。ここから塚田女流２級は▲６八金と受けました。対して△８七銀成が怖い筋で▲同玉は△５四角の王手竜取りがあります。しかし△８七銀成に▲６九玉と引いて大丈夫と見ているようです。互いに一歩間違えればすぐに将棋が終わってしまう怖い局面。勝負どころです。

（八雲）

本局の使用駒が「思眞作・水無瀬書」。

（八雲）

図は14時50分頃の局面。後手の猛攻が続いています。後手玉は現在詰めろがかかりにくい形のため、攻めに専念できる格好です。先手は斜め駒を入手して▲５一歩成～▲６一とを間に合わせるか、▲７五桂などで玉頭を狙う筋が有力ですが、当面は辛抱してしのぐ必要があります。すでに最終盤と言ってもいい局面ですが、先手が頑張って辛抱すれば長くなる可能性もあります。

（八雲）