おはようございます。
11月13日（木）は第８期マイナビ女子オープン本戦２回戦から、上田初美女流三段－渡部愛女流初段（ＬＰＳＡ所属）戦をお送りします。
対局は東京・将棋会館「香雲」にて10時対局開始。

持ち時間はチェスクロック使用で各３時間、使い切ると一手60秒未満での着手となります。
先後は振り駒で決定されます。

本日の中継は棋譜コメントを吟記者が、ブログを野辺が担当します。
どうぞよろしくお願いします。




（野辺）

（振り駒は歩が２枚、と金が２枚、無効が１枚で振り直し）

（振り直しは歩が４枚で上田女流三段の先手が決まった）

（野辺）

（対局開始）

（上田女流三段の初手は▲７六歩）


（渡部女流初段は△８四歩と応じて袖をひとまくり）


図は10時45分ごろの局面。
現局面では飛車が８筋にいますが、もともとは５筋にいた形。
本局の解説を務める石井健太郎四段は、
「後手の作戦に名前があるかと言われると難しいんですが、
４二玉型のまま△５三銀～△６四銀と出て行くところに特徴があります。
超速３七銀戦法に似たところがありますね」
と解説します。

（野辺）

（石井健太郎四段が本局の解説を担当。「後手としては現状うまくいっていると思います」と話す）

（今週号の週刊将棋。先週のマイナビ本戦和田あき女流２級（現女流初段）－斎田晴子女流五段戦も載っている。
本局の模様は11月19日号に石井四段の解説付きで載る）

（野辺）

△９四歩▲４六歩△４二金上▲６八金△４一金▲７八金の千日手をどう打開するか、
と話されていたところで渡部女流初段は△３三桂と跳ねました。
後手は桂を跳ねてしまうと１筋に利かなくなるので、▲６八角～▲１八香～▲１九飛の地下鉄飛車で端から殺到される手があります。
△３三桂は誘いの隙か、それとも真の隙なのか。
上田女流三段は少考で▲６八角と打ちました。

（野辺）