第８期マイナビ女子オープンは本戦１回戦が進行中です。10月16日（木）は矢内理絵子女流五段対塚田恵梨花女流２級戦をお送りいたします。

矢内女流五段はタイトル６期を誇るトップクラスの女流棋士。さらに、本棋戦の第１期、第２期のタイトル保持者でもあります。

塚田女流２級は、今期アマチュアとして予選を勝ち抜き、10月１日付で女流プロとなった新鋭です。

トップクラスの実力者と成長著しい新鋭の注目のカードをどうぞお楽しみください。

９時30分頃、対局室（香雲の間）は準備が整っている。

中継は棋譜・コメントを牛蒡、ブログを八雲が担当いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

（八雲）

再開５分前の様子。両者とも早々に戻っていた。

塚田女流２級は落ち着いた表情。

矢内女流五段は鋭い視線を盤上に飛ばしていた。

対局再開から少し間をおいて△３六歩を着手。

午後の戦いが始まった。

（八雲）

図は13時40分過ぎの局面。先手が勢いよく攻め続けていますが、後手も△３七歩成の楽しみが残っており、辛抱しがいのある局面と言えそうです。

若手の攻めを堂々と受ける矢内女流五段。

（八雲）

秋晴れの空が広がっている。

このところの長雨のせいか、季節外れのアジサイが咲いていた。

（八雲）

図は14時過ぎの局面。飛車取りを放置して△７六銀が、▲４一竜には△６七銀成▲同玉△２三角の王手竜取りを用意した強い手です。ここから塚田女流２級は▲６八金と受けました。対して△８七銀成が怖い筋で▲同玉は△５四角の王手竜取りがあります。しかし△８七銀成に▲６九玉と引いて大丈夫と見ているようです。互いに一歩間違えればすぐに将棋が終わってしまう怖い局面。勝負どころです。

（八雲）