二人の今期一斉予選の対局を振り返る。

予選１回戦【▲長沢千和子女流四段－△山田久美女流三段】

予選決勝【▲長沢千和子女流四段－△北尾まどか女流二段】

予選１回戦【▲和田あき女流３級－△相川春香女流２級】

予選決勝【▲西山朋佳奨励会初段－△和田あき女流３級】



長沢女流四段の枠抜けの一番は北尾まどか女流二段との対局。石田流対棒金の戦いから、長沢女流四段が角損の猛攻をかけた。駒得の後手ペースと思われたが、駒損を取り返して先手優勢に。最後は冷静に自玉の危険な筋を受け、本戦への切符を手にした。

和田女流２級は予選出場当時は女流３級だった。枠抜けの一番は西山朋佳奨励会初段との対局。位取り中飛車に対して松尾流穴熊に組み、先手の動きをうまく切り返した。最後は鮮やかに寄せて勝利。本戦出場を決め、女流２級昇級を果たした。
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12時10分、△５七角成（図）の局面で昼食休憩に入った。先手が８筋から動いたが、後手は先手陣の隙を突いて馬を作った。このまま手が出ないと先手はじわじわと苦しくなる。どのように攻めていくかが先手の課題だ。休憩に入ってすぐ、長沢女流四段は対局室に戻って盤面を見つめていた。対局は13時から再開される。


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