前記事の▲２四歩に対し、里見女流五冠は△同角と取り、以下▲６五歩△４三銀▲５五銀と進みました。
先手の次の狙いは▲４六歩と言われており、本局を観戦している阪口悟五段は「（１）△３三桂にも▲４六歩でしょうね。桂跳ねに▲２五歩は△５七角成▲同銀に△４五桂の味がいいです」と話しています。ほかには▲５五銀に対し、（２）△３二金▲４六歩△３三角と収めて１歩得を主張する指し方もあるようです。

（中飛車を得意とする阪口悟五段。まだ難しい形勢だと話す）

（夏芽）

図の32手目△５四銀の局面で昼食休憩になりました。ここまでの消費時間は▲貞升女流初段１時間15分、△里見女流五冠43分。昼食の注文は里見女流五冠が山かけそば、貞升女流初段がとりなんばうどん（いずれもやまがそば）。対局は12時40分から再開されます。

（夏芽）

両対局者の昼食は、里見女流五冠が山かけそば、貞升女流初段がとりなんばうどん（いずれもやまがそば）でした。

（里見女流五冠の昼食、山かけそば）

（貞升女流初段の昼食、とりなんばうどん）

（夏芽）

（昼食休憩時の対局室）

（32手目△５四銀の局面）

（中央の５筋で銀がぶつかっている）

（両対局者の残り時間）

（里見女流五冠の席には扇子とハンドタオルが置いてある）

（貞升女流初段の盆にはペットボトルのお茶１本のみが置いてあった）

（夏芽）

（12時35分頃の対局室）

（貞升女流初段が厳しい表情で考えている）

（すでに里見女流五冠も戻っていたが、対局室には入らず、外にある盤面モニターを見ていた）

（そして12時40分、記録係の「時間になりました」の声を聞いて、すぐに着席）

（再開後はしばらく貞升女流初段の考慮が続いた）

（夏芽）