△３四銀に和田女流初段が11分使って昼食休憩。消費時間は▲和田女流初段１時間５分、△室谷女流二段52分。対局は12時40分に再開される。

（先手の和田女流初段側から見た盤面）

（昼食休憩中の香雲）

（吟）

（前傾姿勢で読みを入れる手番の和田女流初段）

（盤上に集中する室谷女流二段）

（吟）

図の局面は△２九飛成と後手が竜を作った局面。先手は角と桂の交換で駒得。対して後手は竜を作っている。互いにセールスポイントを持って中盤戦を迎えた。

（竜を作った室谷女流二段。前期の挑戦者が、ここからどのような戦いを繰り広げるのか）

（吟）

図は▲３八飛と３六にいた飛車を引いて、竜にぶつけた局面。△４五銀と飛角両取りに打たれる手を防いでいる意味がある。本日の対局立会人を務めている金沢孝史五段は△１九竜▲５三角成△５一香の進行を示して「後手が指せます。優勢までいっているかもしれません」と話している。５五の桂が攻めによく利いている。


（天王山の桂を軸に攻めを組み立てている室谷女流二段）

（吟）

本戦の開幕局は78手で室谷女流二段が制した。終局時刻は14時44分。消費時間は▲和田女流初段２時間22分、△室谷女流二段１時間41分。室谷女流二段は里見香奈女流四冠－中村真梨花女流三段戦の勝者と２回戦を戦う。

（吟）