本局のレポートは10月30日号の『週刊将棋』に掲載される。そちらもあわせてご覧いただきたい。今週発売の10月16日号は１面で王座戦第４局を、裏１面で第３回電王戦について報じている。

『週刊将棋』は東京・将棋会館１階の販売部で販売中。書籍のコーナーには中飛車に関する書籍が多く並んでいる。なお、本局のベースになっている形は、『菅井ノート　先手編』などで紹介されている。






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本局ではスポンサー料を計４口いただいています。

岸本圭司様（特別スポンサー１口）、小林土満様（１口）、難波乃木坂鳥取因幡昇鯉會様（１口）、匿名希望様（１口）



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先手番となった室谷女流初段は中飛車を選択。対する塚田アマは５筋の位を取らせる方針で、戦型は「先手版」ゴキゲン中飛車となった。▲５四歩（図）と歩交換にいったのが珍しい指し方。△４三金▲５三歩成△同銀▲５七銀△５四歩（下図）と進み、後手は手順に金銀を動かすことができた。

先手は歩を伸ばし、手数をかけて盤上から歩を消したので、よくある形に比べ手損になっている。

こちらは前期の本戦から、▲甲斐智美女流四段（現女流王位）－△鈴木環那女流二段戦の局面。後手は同じ形だが、先手の手が本局に比べ進んでいることがわかる。本局ではそれだけ先手が手損しているわけで、同じように進めれば後手十分になるだろう。室谷女流初段はどんな作戦を用意しているのだろうか。
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記録係の小倉一富史１級（19歳、安恵照剛八段門下）が振り駒を行う。結果は歩が３枚出て、室谷女流初段の先手に決まった。








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