陣屋の敷地内に一歩足を踏み入れると、そこには四季折々の自然に囲まれた一万坪の庭園が広がっています。入り口から少し進んだ右手には、「トトロの木（クスノキ）」が堂々とたたずんでいました。これは、映画監督の宮崎駿氏が幼少時代、陣屋で過ごしていた時期があり、後の映画『となりのトトロ』のモチーフになった木とされています。



（トトロの木）



（陣屋の始まりは鎌倉時代。温泉地に加え、弓矢の材料となる良質な竹が多く自生していることから、源頼朝の家臣で、弓の名手といわれた和田義盛公がこの地に陣屋を構えたとされる）

（陣屋はブライダル事業も展開している）


（ロールス・ロイス ファントムでの送迎付き宿泊プランもある）

（玉響）

本局の対局場となる陣屋は、1918年（大正７年）に創業され、今年で101年を迎える老舗旅館です。新宿から小田急線で約１時間、最寄り駅の鶴巻温泉北口からは徒歩４分の距離にあります。これまで行われてきた将棋・囲碁のタイトル戦は300回を超えており、幾多の名勝負が繰り広げられてきました。
昨年は一部施設の改装工事が行われ、10月にはレストランの「賑わい亭」、11月には大浴場がリニューアルオープン。大浴場に隣接する休憩スペースも新しく生まれ変わりました。

また、昨年６月には第２回日本サービス大賞「総務大臣賞」を受賞しています。
日本サービス大賞は、多種多様なサービスを共通の尺度で評価し、優れたサービスを表彰する制度。旅館経営者自らが開発したクラウド型旅館管理システムを活用し、業務の効率化に成功したことが選考理由の１つです。

【第2回日本サービス大賞「総務大臣賞」を受賞しました！】
https://www.jinya-inn.com/databox/data.php/topics_20180628_ja/code

【陣屋コネクト】
https://www.jinya-connect.com/




（薄暮になると、かがり火が灯される）



（ロビー）

（玉響）

日本将棋連盟発行の機関誌『将棋世界』（マイナビ出版）の最新号が４月３日（水）に発売されました。今期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦の模様が掲載されています。ほかにも新四段誕生の記など、新年度ならではの特集が組まれており、ボリューム満点の内容となっております。
なお、本局の模様は５月２日（木）発売の６月号で、田名後健吾・将棋世界編集長による観戦記が掲載される予定です。

（玉響）

戦型は相振り飛車。両者とも振り飛車党とあって、本命の戦型に進みました。
図は10時50分頃の局面。西山女王は三間飛車、里見女流四冠は向かい飛車に構えています。

（玉響）

（10時、定刻通り対局が開始された）


（西山女王の初手は▲７八飛）

（里見女流四冠は△５四歩と返した）

（玉響）