図の局面で塚田女流初段が投了しました。終局時刻は15時19分。消費時間は▲中澤１時間54分、△塚田２時間44分。

（紋蛇）

 

攻め合いになりました。中澤女流初段は自陣に手を戻すことなく▲４四桂と踏み込んでいます。△３七角成▲４九玉は怖い形ではありますが、耐えているなら▲４四桂は後手玉に最も迫る最強手です。

（朝の様子）

（牛蒡）

１図から△７五歩▲３四歩△５四歩▲２四歩と進みました。先手は金、後手は角を取り、トータルの駒割りは▲金銀△角桂の交換です。

▲２四歩（２図）に対して（１）△２四同歩は▲同飛△２三歩▲３三銀△同桂▲同歩成△同玉▲３四金で２筋を突破されそうです。（２）△２六角打は王手で２筋を受け止める手ですが、▲３七銀に△同角成から迫れるかという激しい展開になります。いずれにしても、双方とも敵玉に手が届く形になってきました。

（朝の塚田女流初段）

（牛蒡）

▲８四角△６二角で図。以下は▲３三桂成から▲８二銀も考えられましたが、桂取りを頑強に受けられるとうまくいかなかったでしょうか。実戦は▲７五角で１歩を補充しました。この角が６六や８八に移動できれば後手玉をにらむことができます。後手の角もどこかで△５四歩や△６五桂とすれば再活用できそうです。角の動向が中盤戦のポイントになるかもしれません。

（中澤女流初段の扇子は「宝蔵 名人 羽生善治」と読める）

（牛蒡）

千駄ケ谷は昼頃に強い雨が降りましたが、１時間ほどでやみました。現在は晴れ間も見えます。不安定な天気です。


（今朝の千駄ケ谷駅。地名では「ヶ」、駅名では「ケ」が使われる）

（駅前には東京体育館。パラリンピックでは卓球の会場となる）

（牛蒡）