牧之原市の市の木は「茶」です。茶はツバキ科の多年生植物。明治初年、旧徳川幕府の家臣や川越人足らによって、牧之原台地で茶樹の栽培が始まりました。現在、市内には2,600ヘクタールにも及ぶ広大な茶園が広がっています。
牧之原市は温暖な気候で日照時間が長く、肉厚な茶葉が採れます。製茶は茶摘み後に、蒸し、揉み、乾燥等の手順を踏むのですが、肉厚な牧之原茶は、蒸し時間を長くした「深蒸し茶」が主流で、鮮やかな濃い緑色とまろやかな味わいが特徴です。早場所地帯で4月中旬には新茶が味わえ、八十八夜(今年は5月2日)にはコクのあるお茶が楽しめます。
記念撮影は石雲院近くの茶畑で行われました。一面の緑の中、茶の木はやわらかそうな新芽が芽吹いています。名物の深蒸し茶がふるまわれて、対局者もリラックスしていました。
(牧之原の茶畑)
(茶の新芽)
(深蒸し茶は濃い緑が特徴。味はまろやか)
(上田女流三段と加藤女王、新茶をいただく)
(牛蒡)
関係者一行は東京駅から牧之原市に向かいました。
【17日のスケジュール】
13:03 東京駅発ひかり473号に乗車
14:06 静岡駅着。バスで牧之原市へ
15:15 茶畑で記念撮影
16:45 石雲院で検分
18:00 「静波リゾートホテル・スウィングビーチ」で前夜祭
19:40 前夜祭終了
(ひかり473号)
(静岡駅)
(バス車内にて佐藤和俊六段。石雲院周辺は一面の茶畑)
(牛蒡)
牧之原市は静岡県の中部地区の都市。2005年10月11日、榛原郡相良町、榛原町が合併して誕生、今年で市制10周年を迎えます。2015年3月末の人口は47,499人。北に牧之原台地、東に駿河湾を望む緑豊かな街です。 縄文時代から人の営みがあり、戦国時代には今川氏・武田氏・徳川氏の戦乱の舞台となりました。現在は茶の名産地として知られています。
加藤女王は牧之原市細江の出身で、奨励会に入る直前の小学5年生まで住んでいました。今年1月には「静岡まきのはら大使」に就任。第2局は地元の声援を受けての戦いとなります。
【加藤桃子女王、「静岡まきのはら大使」に】
http://www.shogi.or.jp/topics/news/2015/01/post_1136.html
(牛蒡)