[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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午前中の千駄ヶ谷は雪が降っていました。東京の拠点として親しまれている将棋会館は2024年に千駄ヶ谷駅前に移転する予定です。将棋会館の向かいにある鳩森八幡神社は、新年に境内の将棋堂で祈願祭が行われるのが通例になっています。




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上図は昼食休憩に入る1手前の局面です。甲斐女流五段が左辺で飛角銀桂を理想的な配置につけました。端の位も大きく、香の活躍も見込めて全軍躍動の予感があります。これに山根女流二段が△6五歩と反発したところで休憩に入っていました。

再開から手が進んでいます。山根女流二段は玉の周囲の駒を前に進めました。積極的な前進守備ですが、空中分解の危険もあるため、まとめるには力が求められます。甲斐女流五段は手薄になった端を攻めています。手の流れは先手好調。後手に苦労の多い展開といえそうです。
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12時40分に対局が再開されてすぐ、甲斐女流五段が着手。それを見て山根女流二段も30秒ほどで指しました。戦いが近づいている雰囲気があり、朝よりも緊張感が高まっているのを感じます。




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12時、甲斐女流五段の手番で昼食休憩に入りました。消費時間は▲甲斐女流五段51分、△山根女流二段1時間7分。昼食の注文は山根女流二段がガパオ(rico curry)、甲斐女流五段は注文なし。対局は12時40分に再開されます。本局で使われている駒の書体は宗歩好。王将と玉将ではなく玉将が2枚の双玉が特徴です。



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甲斐女流五段は第1期からマイナビ女子オープンに出場して通算成績は39勝18敗(0.684)。第1期は本戦からの出場で五番勝負に勝ち進み、矢内理絵子女流名人(当時)と女王のタイトルを争って1勝3敗で敗れました。第3期は挑戦権を得て再び五番勝負に登場、矢内女王(当時)に開幕から3連勝で自身初タイトルの女王を獲得しています。今期は第3期以来となる挑戦を目指します。
山根女流二段は第7期からマイナビ女子オープンに出場して通算成績は13勝9敗(0.591)。本戦出場は3回目になります。前期は挑戦者決定戦まで進みましたが、里見香奈女流四冠(当時)に敗れて初挑戦ならず。今期は雪辱を期す戦いです。
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