[将棋]マイナビ女子オープンブログカテゴリー一覧|将棋情報局

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第16期マイナビ女子オープン本戦から、甲斐智美女流五段と山根ことみ女流二段の一戦を中継します。本戦もいよいよ準決勝。勝者が挑戦者決定戦に進出します。勝つのは女王1期の実績を持つ甲斐女流五段か、2度目のタイトル挑戦を目指す山根女流二段か。対戦成績は甲斐女流五段3勝、山根女流二段5勝。戦型は相振り飛車が予想されます。
対局は2月10日(金)、東京・将棋会館「棋峰」で10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒未満の秒読み。先後は振り駒で決定します。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を独楽、ブログを文が担当します。
【棋譜中継】
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/16/mynavi202302100101.html
(文)

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今日の東京は雪。先に対局室に入った甲斐女流五段は、ときどき窓の外に目をやっていました。山根女流二段が入室して対局の準備が進み、振り駒は歩が3枚。甲斐女流五段の先手に決まりました。




(文)

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定刻の10時、対局が始まりました。互いに角道を開けて相振り飛車模様の立ち上がりです。


(文)

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戦型は相振り飛車になりました。先手三間飛車、後手向かい飛車で二枚金という昭和から指されているオーソドックスな形です。

昔の基本的な指し方は飛車を使って持ち歩を増やし、玉のコビンを攻めるというもの。ただ、手数がかかるので動きは遅くなります。本局で甲斐女流五段が指した▲7七銀~▲6六銀は身軽な構えで現代調。9筋の位を取っていることもポイントで、山根女流二段の昔ながらの構えとどちらの長所が出る展開になるか注目です。
(文)

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甲斐女流五段は第1期からマイナビ女子オープンに出場して通算成績は39勝18敗(0.684)。第1期は本戦からの出場で五番勝負に勝ち進み、矢内理絵子女流名人(当時)と女王のタイトルを争って1勝3敗で敗れました。第3期は挑戦権を得て再び五番勝負に登場、矢内女王(当時)に開幕から3連勝で自身初タイトルの女王を獲得しています。今期は第3期以来となる挑戦を目指します。
山根女流二段は第7期からマイナビ女子オープンに出場して通算成績は13勝9敗(0.591)。本戦出場は3回目になります。前期は挑戦者決定戦まで進みましたが、里見香奈女流四冠(当時)に敗れて初挑戦ならず。今期は雪辱を期す戦いです。
(文)