将棋戦型別名局集1 穴熊名局集
発売日:2015-06-23
販売元:マイナビ出版
判型:A5判
ページ数:352ページ
ISBN:978-4-8399-5523-6
「穴熊をただの『穴熊囲い』から『穴熊戦法』に昇格させることに成功しました。これが私の将棋史における大きな貢献の一つでしょう」(大内延介九段)
「当然ながら当初の頃は、皆振り飛車穴熊を軽視していました。だから結構勝率は良かったんです。だからだんだんと…。でも10年ぐらいかかりました。プロにこれは容易ならざる戦法だと認められるまでには」(西村一義九段)
「羽生世代が出てきて、どんどん将棋を体系的にしていきました。その中で穴熊を位置付けることによって、穴熊がきちんと評価されるようになったと思います」(福崎文吾九段)
「本当のトッププロ同士ですと、振り飛車穴熊オンリーで戦って、例えば七冠王とか実現したら尊敬しますね。可能性はないわけじゃないと思うんですけど。よほどのひらめきや才能が必要じゃないかと思います」(広瀬章人八段)
本書が第1弾となる将棋戦型別名局集。その名の通り、特定の戦型の名局を100局集め、解説とともに1冊にまとめた書籍です。「穴熊党総裁」と呼ばれた大内延介九段が、当時の中原誠名人と死闘を繰り広げた1975年の名人戦。
異端とされることの多かった穴熊が名人戦の舞台に現れ、本格的な戦法として歩みだしたのが40年前のことです。
穴熊は、初めから優秀な囲いとして認知されていたわけではありません。玉頭位取り戦法に対して、どうしたら振り飛車側が最善の陣形を組めるのか、という将棋の技術的なテーマから生まれたものです。
その後玉頭位取りは衰退し、代わって居飛車穴熊が現れ現在に至ります。この40年で穴熊戦法はどのような技術革新を遂げたのか。100局の名局が築き上げてきた将棋の歴史と、穴熊戦法に身を託して戦ったプロ棋士たちの軌跡をじっくりとご堪能ください。
また、本書冒頭には、監修の大内延介九段の他、西村一義九段、福崎文吾九段、広瀬章人八段の計4名のインタビューと自戦解説を収録しています。
名棋士たちが語る穴熊観、穴熊マニアならこれは見逃せません。
著者プロフィール
-
大内 延介(おおうち・のぶゆき)
昭和16年10月2日、東京都港区の生まれ。29年、6級で(故)土居市太郎名誉名人門。38年4月、四段。59年4月、九段。42年7月、第8期王位戦でタイトル初挑戦(六段での挑戦は当時初)。51年3月、第1期棋王戦で初タイトルを獲得。平成12年、通算800勝(将棋栄誉敢闘賞)。14年11月、現役勤続40年。22年4月、引退。タイトル戦登場は4回、獲得は棋王1期。他に棋戦優勝8回。著書に「必勝向かい飛車」「将棋連盟文庫 将棋 端攻め全集」「大内延介名局集」(日本将棋連盟)、「実戦 詰将棋を楽しむ」(日東書院)、「将棋の来た道」(めこん)、「決断するとき」(筑摩書房)、などがある。
販売元:マイナビ出版
商品についてのお問い合わせ先:
https://book.mynavi.jp/inquiry_list/
発送について:
原則として3日~5日程度で発送いたします。
※先行販売などのキャンペーンの場合はこの限りではありません。
新着商品!
-
- 進化を続ける!右四間飛車エルモ囲い【-棋譜データ付き-】
- [特典あり]
-
- 鈴木 肇(著者)
- 講座
- すぐ組めて堅い囲い×わかりやすくて鋭い仕掛け=最強!
-
- 将棋世界ワイド版 2022年5月号
-
- 本誌の2倍サイズで読みやすい
-
- 速攻で勝つ!ノーガード角換わり【-棋譜データ付き-】
- [特典あり]
-
- 小林裕士(著者)
- 次の一手
- 一直線に斬り合う超攻撃型角換わり
-
- すごすぎる将棋の世界【-特典動画付き-】
- [特典あり]
-
- 高橋茂雄(サバンナ)(著者)
- 読みもの
- サバンナ高橋が将棋の魅力を語り尽くす!
-
- 黒田尭之の横歩取り研究―15のテーマとその結論【-棋譜データ付き-】
- [特典あり]
-
- 黒田尭之(著者)
- 講座
- 横歩取りの課題局面で最新研究を披露!
-
- 詰将棋パラダイス 2022年4月号
-
- 終盤が強くなりたい全ての将棋ファンのための老舗詰将棋専門誌
-
- 将棋世界 2022年5月号
-
- 藤井聡太竜王と稲葉陽八段がA級に!ー第80期順位戦最終局全クラスレポート
- 運営会社
- FAQ
- お問い合わせ
- 利用規約
- オンライン販売について
- 特定商取引法に関する記載
- ゲームソフトの利用に関するガイドライン|
- 個人情報について
- PURCHASE GUIDE (ENGLISH)|
Copyright © Mynavi Publishing Corporation