わかる! 勝てる!! 現代相振り飛車
発売日:2015-02-14
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:240ページ
難易度:初級~中級
ISBN:978-4-8399-5469-7
★サイン本祭は終了しました
本書は以下のような宣言で始まります。
「▲7六歩△3四歩▲6六歩。かつて相振り飛車といえばこの出だしが一般的だった。最近でも全く見ないわけではないが、相振り飛車の主流からはやや外れた感がある」
角道を止めない振り飛車の出現によって将棋戦法は大きく変わりました。
今や振り飛車はカウンター狙いの消極策ではなく、みずから積極的に動いて主導権を取りに行く戦法となっています。
そのような状況で、互いに飛車を振り合う相振り飛車が影響を受けないはずがありません。相振り飛車でも角道を止めない戦い方の優秀性が広く浸透し、主流となりつつあるのが現状です。本書では序章で、なぜ「3手目▲6六歩から始まる相振り飛車」が減ったのかを解説します。
そして、第1章と第2章がメインテーマ。取り扱うのは以下の2つです。
・3手目▲7五歩
・3手目▲6八飛
流行の石田流と角道オープン四間飛車の出だしから始まる形こそ「新時代の相振り飛車」。
本書はその未開の地に先鞭をつけるパイオニアのような一冊です。
生粋の振り飛車党で毎年好成績を挙げている高崎一生六段による詳細かつ丁寧な解説で、第3章では相振り飛車における中飛車、相振り飛車における端歩についても語っています。
本書で角道を止めない相振り飛車のスピード感をぜひ味わってください。
著者プロフィール
-
高崎一生(たかざき・いっせい)
1987年2月12日生まれ、宮崎県日南市出身
1998年6級で(故)米長邦雄永世棋聖門
2000年 初段
2005年10月1日 四段
2010年2月2日 五段
2012年5月15日 六段
竜王戦は3組、順位戦はC級1組。
石田流や角交換四間飛車から攻める棋風を持ち味としている振り飛車党。
2010年、第68期順位戦C級2組で、9回戦の段階で8勝1敗とし、最終戦を待たずして昇級を決める。
2012年、第25期竜王戦で3組昇級。
著書に「高崎一生の最強向かい飛車」「よくわかる石田流」(マイナビ)がある。
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