相掛かり無敵定跡研究
発売日:2013-09-13
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:224ページ
難易度:初級~中級
ISBN:978-4-8399-4819-1
初手▲2六歩からの飛車先交換、▲2八飛と引く、▲3八銀から銀を繰り出す。非常に原始的な戦法でありながら、その深さは未だに計り知れない「相掛かり戦法」。
本書は東西を代表するスペシャリスト野月浩貴七段と山崎隆之八段が最新研究を解説しつつ、相掛かりへの熱き思いを語った一冊です。
前提となる定跡解説を野月七段が行った後、山崎八段の独特の見解が語られます。後手の△8五飛の新機軸に対してどう反応するか。二人の考え方は大きく異なっており、それがそのまま本書の斬新さとなっています。
本書を読んだ方は、二人の考えを咀嚼し、自分自身の相掛かりのスタイルが見えてくるはずです。「相掛かり戦法は、タイトル戦でもよく登場します。けれども、考え方や指し方が分からない戦法でもあります。そこで、どのように考えると良いか?をテーマにして、最新形を紹介しつつ、なぜこの手を指すのか?という核心の部分に触れた本となっています」(野月七段 まえがきより)
「本書を読んで、将棋というゲームの変化の多さ、奥の深さを体感していただき、皆さんが初手▲2六歩と突く将棋を少しでも多く指していただければ幸いです」(山崎八段まえがきより)
著者プロフィール
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野月 浩貴(のづき・ひろたか)
1973年7月4日生まれ。北海道出身。
1985年6級で勝浦修九段門。1996年10月1日四段、2000年10月10日五段、2004年4月1日六段、2005年4月1日七段。
相掛かり、横歩取りを得意とする攻め将棋の居飛車党。
棋戦優勝は早指し新鋭戦(第17回―1998年度)など2回。
著書に「最新の相掛かり戦法」(日本将棋連盟)、「よくわかる横歩取り」(マイナビ)、「今から始める将棋」(NHK出版)。監修に「終盤 寄せの妙手 発展編」(マイナビ)がある。
山崎 隆之(やまさき・たかゆき)
1981年2月14日生まれ。広島県広島市出身。
1992年6級で森信雄七段門。1998年4月1日四段、2001年8月28日五段、2004年11月18日六段、2006年8月10日七段、2013年7月27日八段。
定跡や形にとらわれない自由な発想が魅力の関西の人気若手棋士。
棋戦優勝は新人王戦(2回)、NHK杯戦など5回。タイトル戦挑戦1回(第57期王座戦―2009年度)。将棋大賞は第28回(2000年度)新人賞、第30回(2002年度)勝率第一位、連勝賞、第31回(2003年度)連勝賞、第32回(2004年度)敢闘賞、第39回(2011年度)升田幸三賞特別賞を受賞。
著書に「逆転のメカニズム」(マイナビ)がある。
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