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第11期 >> 五番勝負第2局

終局直後

2018.04.25

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終局後、両対局者にインタビューが行われました。


【西山奨励会三段の談話】
――本局を振り返っていかがでしたでしょうか。
「序盤早々から、積極的に仕掛けようとしたところ、逆にとがめにこられる形で、どちらが攻めきるか、受けきるかという将棋だったかと思いました」
――相手の出方によっては、ゴキゲン中飛車を採用する予定でしたか。
「いえ、今日は四間飛車にするつもりでした」
――▲4五桂に△同桂と飛車を取らせるのは控室で驚きの声が上がっていました。
「駒損の上に、歩切れになる展開なので、ためらったんですが、ここまで時間を使っていたので、いくしかないかなと」
――攻めきれる自信はありましたか。
「難解で、途中で見えてない手が飛んできたこともあり、自信があったわけではなかったです」
――どのあたりで勝ちを意識されましたか。
「(84手目)△1八金と打ってギリギリ寄っているかなと思ったので、そこでようやく勝ちになったと思いました」
――これで1勝1敗のタイになりました。次局に向けて抱負をお願いいたします。
「ひとまずは精神的につらい状況で第3局を迎えずに済んだのでホッとしています。しっかり準備して第3局に臨みたいです」

【加藤女王の談話】
――序盤はゴキゲン中飛車封じから角道オープン四間飛車になりましたが、想定されていましたか。
「あるかなと思っていたのですが、事前に考えながらも今日決めたところもありました。角で1歩取ることができて、後手が何か取り返さなければいけない局面だったんですけど、(36手目)△4五桂にビックリしました。ただ、西山さんらしいなと思いましたし、実際に受け間違えてしまいました」
――これで1勝1敗になりました。第3局に向けての抱負をお願いします。
「今日は受け間違えてしまって負けてしまいましたが、気持ちを切り替えて第3局もしっかり準備することと、本局の反省を生かして読みを深めていきたいなと思います」


(玉響)