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第10期 >> 予選一斉対局

組み合わせ抽選後インタビューの様子

2016.08.14

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本戦トーナメントの組み合わせが決定し、対戦者同士が壇上で意気込みや展望を語りました。


伊藤沙恵女流二段は本戦シードの西山朋佳奨励会三段と対戦。
伊藤「2回戦の山根女流初段戦は先手が欲しかったのですが、後手番でした。
前回は相振り飛車で負けたので居飛車にするつもりでした。藤井システムに攻める展開で勝てました。
(西山朋佳奨励会三段との対戦について)嫌ですね。強敵ですから、指したくないです。いつも時間を使ってくれないので、ちゃんと使ってもらえるように頑張ります」


中倉宏美女流二段(右)、賴本奈菜アマ。
中倉「1回戦はアマチュアの平野さんでした。いつも対アマ戦では気負ってしまっていましたが、普段どおりに指そうとしたのがよかったようです。今日は落ち着いて指せました。
頼本さんとは初めてですが、子どもスクールにきていましたよね。講師をやっていたことがあったのですが、皆さんあっという間に強くなって、こういうケースも増えてきました」

賴本「対局を通じて、課題がたくさんあると感じました。2局目は長手数で疲れました。中倉先生と指せるのは光栄なこと。力を出し切りたいです」


北村桂香女流初段は女王2期の実力者、上田女流三段と。
北村「1回戦は作戦勝ちからリードを広げられて納得いく内容でした。2回戦の島井戦は苦しい将棋でしたが、挽回できました。
初めての本戦抽選会で緊張しています。上田さんはタイトル経験もある先輩。対戦できてうれしい。思いきりぶつかっていければと思います」


若手を迎え撃つ上田初美女流三段。
上田「中村桃子女流初段とは子どものころからよく指していますが、今日は二人にしては珍しく乱戦になりました。堀さんの将棋はあまり存じていませんでしたが、緊張とワクワクの中でなんとか攻めがつながりました。
北村さんが高校竜王戦に出たときに初めて会って指しました。公式戦では初対局で楽しみです。気持ち新たにして臨みたいです」


貞升南女流初段は本戦シードの清水市代女流六段と。
貞升「1回戦は私が右四間を指そうと思っていたので、逆に相手に指されてビックリしました。攻める将棋にしたかったのですが、2局とも受けに回ることになって、その点は残念です。
前にも清水さんと本戦1回戦で対戦しました。対戦成績は全敗ですが、内容は悪くないと思うのでガンガン攻めたいです」


本戦初登場の山口絵美菜女流1級は本戦シードの香川愛生女流三段に挑む。
山口「私は振り飛車党ですが、1回戦は岩根さんの三間飛車を想定して、居飛車を勉強して穴熊にしました。予選決勝の中澤さんとはVSを指したこともあります。穴熊の遠さを生かして、首の皮一枚残すことができました。
香川さんとは練習将棋もなくてどうなるか楽しみです。現在の自分に勢いがあると思うので得意の将棋を指せればと思います」


甲斐智美女流五段(右)と渡部愛女流初段。
甲斐「渡部さんとは同じ研究会で練習将棋をよく指しています。勉強熱心で強いなと感じます」
渡部「2局とも勢いよく攻めましたが、受けられて苦しくなりました。
昨日パーマをかけすぎてしまい、勢いがよすぎたなと反省しています。
甲斐さんとは道場で指す機会があります。女流棋士でいちばん好きな将棋です」


里見香奈女流四冠と中村真梨花女流三段。
里見「1回戦はよくなってから勝ち切れました。2回戦は作戦負けでしたが、なんとか押し切れました。中村さんは中継でもよくお名前が出てきます。片道2時間ほどかけてこられているそうで、見習って勉強して対局に臨みたいと思います」

中村真「鈴木さんは育成会のころから知っている間柄で、いつもどおりに指せました。
予選決勝で対戦した里見咲紀さん、は最近充実著しく勉強熱心です。警戒しながら指しました。
里見さんとは姉妹と対戦するとは思いませんでした。里見香奈さんはタイトル戦以外ではなかなか対戦できません。指せることは幸せです」


和田あき女流初段は、昨年の挑戦者・室谷由紀女流二段と。
和田「室谷さんとは非公式戦ですが、白瀧あゆみ杯で対戦したことがあります。前期挑戦者で、強い方なので精いっぱい頑張ります」

(八雲)