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第9期 >> 五番勝負第2局

門倉四段の形勢判断

2016.04.27

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ツイッター解説の門倉四段の形勢判断が動いたポイントです。

形勢判断に差がついたのは、午前中の仕掛けの局面でした。

門倉啓太四段>【37手目】▲2四歩から▲4六歩は驚きました。先手はもう穴熊にせず、この玉形のまま戦うつもりです。ただ、△4六同歩▲同飛△4二飛として次に△6六角から大さばきを狙って、後手がまずまずに見えます。(後手やや有利)

続いて、おやつが運ばれた14時半頃の局面で「やや有利」から「有利」に変わります。

門倉啓太四段>【53手目】▲4四歩は実戦的な手渡しですが、△4八歩成▲同銀△6五銀とされると困っていると思います。(後手有利)

さらに2手進んだところで「後手優勢」と、差が広がっているという見解です。ただし、加藤女王の粘りも予想しています。

門倉啓太四段>【55手目】玉を固めながら▲6八銀引の余地を作りました。第1局でも粘り強く指して逆転に成功した加藤女王ですので、このまま押し切られてしまうとは思えません。ただ、局面自体は△5六歩▲6八銀引△4八歩成で後手が優勢です。(後手優勢)


苦戦と見られている加藤女王。巻き返すことができるか。

(八雲)