[将棋]マイナビ女子オープンブログ詳細|将棋情報局

将棋情報局

第9期 >> 五番勝負第2局

前夜祭(4)

2016.04.26

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【立会人、棋士紹介】

立会人と大盤解説を務める、中村修九段は福島県と縁が深い。
「明日は立会人兼大盤解説を務めます。どうぞよろしくお願いします。本当はさきほど、お面をかぶって踊りたかったのですが、立会人という立場上、明日の朝、両対局者が笑ってしまうといけないのでやめました。明日は居飛車対振り飛車で本格的な戦いになると思います」


島朗九段は日本将棋連盟の東北担当だ。
「私は郡山に来るとこの挨拶をすると決めていますので、分かる方だけウケていただければと思います。ラグビーに例えて話したいと思います。両対局者は対照的で、フォワードの加藤さんとバックスの室谷さんですね。ライン際のディフェンスでは加藤さんが上だと思いますし、決定力では室谷さんが優位に立てると思います。本当に対照的な将棋で、お互いの強みを出した、素晴らしい戦いになると思います。大学ラグビーでいうと明治対早稲田のような感じになると思っています」


飯野愛女流1級は大盤解説会の聞き手を務める。
「さきほど、ひょっとこ踊りを見せていただきまして、こんなに涙が出るほど笑わせていただいた前夜祭は初めてです。明日は勢いのある室谷さんが挑戦ということで、将棋も楽しみですが、2人とも着物で対局すると思います。室谷さんは明日のために着物を買われたといっていましたので、個人的にはそこが楽しみです。明日は中村修先生の大盤解説の聞き手をさせていただきます。中村先生のユーモアがある解説が聞けると思います。明日もよろしくお願いします」


記録係を務める小高悠太郎二段は、奨励会で加藤女王と切磋琢磨している。


福島に縁の深い2人が思い出を語って前夜祭が終了した。
島「中村先生の奥さまは、元福島テレビのアナウンサーでいらっしゃって。中村先生、福島はお互い青春時代からよく来ましたよね」
中村「そうですね。福島はスキーに来て、競馬に来て、デートに来て……。本当に楽しい思い出ばかりで。現役を引退したら福島か新潟か函館に住みたいと思います。明日は大盤解説にたくさんの方に来ていただければと思います」

(写真=八雲、書き起こし=吟)