（立会人の神谷八段が明日の展望を語った）

明日はいろいろ見どころあると思うんですよ。ご存知の通り加藤さんは奨励会という、男に混ざってプロ棋士を目指している。対して上田さんは女流棋士一本でやってきている。もう一つは世代ですかね。年もちょっと離れている。僕らくらい、50越えてくるとないのと同じですけど、あのくらいの年だと、新しい世代にしよう、それを押し戻そうというのはあると思うんですよ。将棋の技術的なことを言うと、二人とも序盤リードしてそのままというよりは、中終盤でねじり合ってどちらも腕力に自信がある。そういうところが見どころだと思います。


（青野専務理事が閉会の挨拶を務めた）

楽しい前夜祭、いよいよ閉会ということになりました。皆さまと楽しくお話をさせていいただきまして、マイナビ女子オープンがますます盛り上がっていくと感じています。最高棋戦ということで、東京や大阪だけでなく、地方の皆さまに実際に自分の目で見ていただくというのがひとつの価値かなというふうに思っております。

私は子供の頃に自転車でよくこの静波海岸に泳ぎに来ました。私の母親の実家は牧之原にお茶畑を持っています。そうした地元でマイナビ女子オープンが開かれるということ、私としても、将棋連盟としてもありがたいなと思っております。この牧之原から素晴らしいタイトルホルダーが誕生した。なんといっても賞金の多いほうから２つ持っている。すごいですよね。明日は立ち会いの神谷八段、両佐藤さん、解説と子供さんの指導対局がありますので、一人でも多くの方に空港に来ていただいて、本物のタイトル戦を味わっていただきたいと思います。牧之原市には今後も将棋を使っていただければと思います。明日は注目の対局を見ていただきまして、盛り上げていただければと思います。


（前夜祭は盛会のうちに終わった）

（牛蒡）