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第8期 >> 本戦準決勝

先手の分岐点

2015.01.13

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和田女流初段は▲7六角に△7九と。穴熊らしく飛車取りを手抜いて攻め合いました。

ここで▲4三成桂か、それとも▲8五角か。実戦は▲4三成桂でした。


高見五段は△4三同金▲同角成△3一歩▲9八馬△6九と▲8九馬△6八と▲同金△7七銀成の進行を予想しており、こうなれば差が詰まっているように見えると話しています。



▲4三成桂に代えて、▲8五角と飛車を取る変化も有力でした。

以下△6九と▲同金△同竜。振り飛車が攻められているようですが、そこで▲8六角や▲5八金で急にはつぶれません。



もちろん矢内女流五段はそれらを比較したうえで▲4三成桂を選んだものと思われます。終盤の構想に注目です。


(再開時の矢内女流五段。中終盤のねじり合いに定評がある)

(紋蛇)