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第8期 >> 本戦2回戦

詰むや詰まざるや

2014.11.28

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16時30分頃の局面。
甲斐女流二段は▲9三銀の捨て駒を放って思い切った寄せに出ました。しかし、この瞬間先手玉に詰みがあってもおかしくない情勢とのこと。また、仮に詰みがなくても、先手の勝ちとも言い切れないようです。
「いやあ……詰みが、読み切れません。難しい。詰む筋はいくつも見えるのですが、最終的に詰まし切るところまでどうしてもいきません。これは詰まないのかもしれません。詰まないとすれば、△4八馬と金を取ってから△7一金打と受ける手も考えられます」(三枚堂四段)

実戦は図から△4八馬▲同玉△7一金打に▲同竜△同金▲7三角成と進んで、再び詰むや詰まざるやの局面を迎えました。その局面で三枚堂四段が脳を振り絞って詰みを読んでいますが、詰みは発見されていません。
「先手玉はもの凄い耐久力です。驚きました。これだけ考えても詰まないのだから、これは詰まないと結論します」(三枚堂)

(八雲)