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第4期 >> 五番勝負第2局

激しい戦い前例あり

2011.04.22

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11時前の局面、先手の甲斐女王が▲5七角としたところ。

▲戸辺誠六段-△佐々木慎五段戦(2011年2月・王座戦)
が本局と同様の進行。図から△7七歩成▲同桂△5七角成
▲同飛△3五歩と進んだ。ニコニコ生放送の解説者、戸辺六
段が公式戦で経験済なのは、なんとも心強い限りである。


【ニコニコ生放送・戸辺六段の解説より】

「ここは長考する局面ですね。動画では次の一手が出題されています。
(1)△5七同角成、(2)△7七歩成、(3)△3五歩、の3択です。アンケート
の結果は(2)(3)(1)の人気順でした。私も(2)△7七歩成だと思います。
私の実戦と同じですね。△7七歩成に▲同桂と取ったのですが、その手
が良くなかったですね。▲2四角と取って△同歩に▲7七桂の方が良か
ったです。私の実戦では▲7七同桂に△同飛と読んで▲5五歩から攻め
合い勝ちになると思いました。しかし△同飛と取らずに△5七角成▲同飛
に△3五歩がいい手でしたね。思い出しました、結果も思い出しました。結
果は聞かないでください。この局面ではやや先手を持ちたいですね。ただ
相手が穴熊ですから、なんやかんやとやってくるわけです。それを受けき
るのは大変なので、互角という見方が正しいかもしれません」

(吟)