52手目まで進み、中盤戦の現局面【図】は伊藤奨励会1級が有利と見られています。
午前中に中継室を訪れた棋士達が「先手は飛車が有効活用できない懸念がある」と指摘をしていましたが、本格的な戦いが始まった今も先手の飛車はすぐに活用が見込める状態ではありません。
また、玉頭に攻めの拠点を築かれており、ミスが許されない状況で持ち時間が1時間を切っているということも、実戦的には苦しい要素です。
(中継室を訪れてモニターで本局の様子を確認する田丸昇九段)
(「面白い将棋だね、見てる側としてはこういった将棋のほうがいいよね」と明るく語っている)