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第17期 >> 五番勝負第3局

終局直後

2024.05.12

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(西山女王は7連覇達成)

――振り飛車穴熊は予定の作戦か。
西山 いえ、急戦模様になる可能性が高いと思っていたので、(本譜は)正直準備が手薄なところではありました。

――▲2六歩(59手目)から▲4五歩(63手目)のあたりの手ごたえ。
西山 穏やかな展開にして銀冠穴熊に組まれてしまうと、囲いの差で後手がいいと思っていたので、早めに玉頭の位を奪還してどうかな、と思っていました。

――▲4四角(71手目)のあたりは。
西山 こちらの歩得なのと、後手の6三銀の働きが一瞬弱いので、少しいいのかなと思いました。

――最後の詰みを読むのが早かった。
西山 そこに至るまでは読み抜けも多かったので、もう少し速い寄せがあったと思います。

――7連覇について。
西山 一局一局の積み重ねで7連覇を達成できました。(本棋戦は)修業時代からお世話になっているタイトル戦ですので、またタイトルをお預かりすることができて、うれしく思います。


(大島女流二段のタイトル初挑戦が終わった)

――銀冠の持久戦にしたのは予定だったか。
大島 銀冠から仕掛けようと考えていたのですけど、穴熊までは考えていませんでした。

――銀冠穴熊に組み替えたあたりは。
大島 バランスが悪くて序盤から自信がなかったです。

――中盤は苦しくなった。
大島 玉が薄いので、すぐには悪くならない手を指したかったのですが、そのあたりの手がわかりませんでした。

――今回のシリーズを振り返って。
大島 タイトル戦という貴重な経験ができたのはよかったのですが、反省点の多い将棋でした。



(牛蒡)