両者は4年前の第13期、磯谷女流2級がアマチュア選手として出場していたときに対戦があります。そのときも本戦1回戦で当たりました。
将棋は本局と同じ相掛かり。先手の磯谷アマが7八銀型に組み、乱戦の展開になりました。
中盤以降、力のこもった攻防で形勢は二転三転しましたが、終盤△7六桂に対する▲9五角が敗着。直後の△7八飛の王手が厳しく、加藤女流三段(当時)が熱戦を制しました。▲9五角では代えて▲6一成銀△同馬▲5二銀なら先手がよかったようです。
加藤女流四段が再び貫録を示すのか、それとも磯谷女流2級が雪辱を果たすのか。1回戦注目の好カードです。
(夏芽)