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第15期 >> 五番勝負第3局

終局直後

2022.05.14

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(終局直後、コメントを話す両対局者)


(シリーズ2勝目を挙げ、奪取まであと1勝の里見女流四冠)
―― 本局は序盤の▲2六歩(31手目)が、ひとつのポイントだと思うのですが、どういった構想で。
里見 後手の7二金が壁の形なので、その瞬間に動いていきたくなりました。

―― 中盤のあたりは。

里見 本譜は激しくなったのですが、具体的にどうやられるかわからなかったので、飛車を成り込まれるのですが、難しいのかなと。

―― 対局中の手ごたえは。

里見 少し指しやすいのかなと。実戦的にいろいろ気になるところがあって、やってるときは難しいかと。

―― 勝ちになったと思った局面は。

里見 最後ですかね。▲3一竜(129手目)と(銀を)取ったところです。

―― 30日の第4局の前に、女流王位戦や清麗戦の挑戦者決定戦で、西山女王と当たることになります。連戦が続きますが第4局へ抱負を。

里見 まずはやってくる対局をこなしながら、コンディションを整えられたらと思います。


―― 本局は7二金、6二玉型が作戦だったと思うのですが。

西山 ある形なのかなと思い、採用しました。

―― 先手が▲2六歩(31手目)と突いてきましたが、それは予想されていましたか。

西山 お互いリスキーな展開だと思っていたので。戦いが始まってからは、悲観して指していました。
―― 先手の▲3六歩で昼食休憩に入りました。食事もそこそこに考えていたように見えましたが。

西山 本譜のような順とか、いろいろあるので考えていました。

―― 終盤は竜を作ったあたりから、手を尽くしていたように見えましたが、苦しい展開だったのでしょうか。

西山 何かないかと探していました。

―― 第4局に向けて抱負を。

西山 コンディションを整えて、しっかり準備したいと思います。


(吟)