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第12期 >> 挑戦者決定戦

終局直後

2019.03.08

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(終局直後の様子)

(里見女流四冠が挑戦権を獲得した)

――本局を振り返ってください。

里見 こちらが攻めきれるかという将棋でした。ギリギリだったので、ずっと難しいと思っていました。

――昼食休憩のあたりで時間を使っていました。ポイントの局面でしたか。

里見 序盤の大事な局面だったので、しっかり考えて指したいと思いました。

――どのあたりが形勢の分かれ目だったでしょうか。

里見 ▲2三銀成(69手目)が入ったところは若干指しやすくなったと思いました。

――勝ちを確信したのはどこでしょうか。

里見 本当に最後のほうで▲5二飛成(83手目)です。

――五番勝負に向けての抱負を聞かせてください。

里見 五番勝負まで少し時間があるので、自分の力を出せるように勉強していきたいと思います。


(加藤奨励会初段は「攻めを呼び込みすぎた」という)

――本局を振り返っていかがでしたか。

加藤 途中までは受けに自信を持って指していたのですが、▲4四歩(61手目)と突かれた局面でこちらに何も手がなくて。その前にもっと警戒した待ち方をしないといけませんでした。▲4四歩△同角▲5四歩は考えていたのですが、先に▲5四歩とされる本譜の順を軽視していました。ひとつでもダメな順があると、すべてダメなので……。

――△5五銀(36手目)までは指し手が早かったですが、作戦だったでしょうか。

加藤 先手の指し方もいろいろありますし、本譜はその場の対応というか、手探りで指していました。△5五銀の感触はいいなと思ったのですが、そのあと先手の7八金を使わせるような指し方をしてしまったので、それがよくなかったと思います。攻めを呼び込みすぎました。

――今後の目標を教えてください。

加藤 マイナビ女子オープンをはじめ、各棋戦で活躍できるように力をつけていきたいと思っています。


(主催者インタビューの様子)

(牛蒡)